なつかしいふるさとに出会う旅!長野・諏訪湖畔めぐり

なつかしいふるさとに出会う旅!長野・諏訪湖畔めぐり

更新日:2015/06/27 18:58

日本列島のほぼ中央に位置する、長野県「諏訪湖」。信州で最も大きな湖であり、春秋には水平虹、冬は御神渡りの現象が見られるパワースポットでもあります。諏訪湖畔には散策コースが充実し、お寺や神社、アート施設、温泉場など、見所がいっぱいです。この地に生まれた、画家・原田泰治氏の”ふるさと”をテーマにした作品を展示する美術館や、古くからこの地の鎮守である諏訪大社をめぐり、情緒にひたる旅へとご案内します!

諏訪大社下社(秋宮)周辺に宿場町のおもかげを感じる

諏訪大社下社(秋宮)周辺に宿場町のおもかげを感じる
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JR中央本線の下諏訪駅を出て八幡坂を上ると、木々生い茂るなかにたたずむ「諏訪大社下社秋宮」があります。ここは中山道と甲州街道の合流地点。神社を抱く下諏訪町は、江戸時代、中山道のなかで唯一の温泉宿場町として栄えました。そのおもかげが、旅籠や屋敷跡、史跡に残ります。多くの人が、この諏訪大社の鳥居をくぐったことでしょう。

諏訪大社のご祭神は、古くは、風・水の守護神で、五穀豊穣を祈る神、武勇の神として信仰されました。そこから、現在では生命の根源、生活の源を守る神様として崇拝されています。

諏訪湖をはさんで、南に上社、北に下社があります。上社が男神、下社が女神を祀ると言われています。

迫力満点!日本一の青銅製の狛犬

迫力満点!日本一の青銅製の狛犬
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境内に入り、まっすぐ進むと、大きな注連縄が目印となる神楽殿があります。その両脇に堂々とたたずんでいるのが、日本一大きいと言われる青銅製の狛犬です。全長1.7メートルは圧巻!下から見上げるほどの狛犬様に、思わず手を合わせたくなります。

家紋になっている「梶の葉」を境内に見る

家紋になっている「梶の葉」を境内に見る
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諏訪大社の神紋は、「根あり梶(かじ)」と呼ばれ、三本梶に太い根が大地に食い込んでいる独特な形です。上社では足が4本、下社では5本となっています。

梶の木は、神聖で神社の境内に植えられていることが多く、諏訪大社の境内にもあります。神事に用いられるほか、供物の敷物としても使われました。古来から、和紙の原料にもなり、七夕には笹の葉ではなく梶の木に飾りがつけられるなど、神木とされてきました。古くは、穀と書いて、「かじ」と呼びました。

代々受け継がれてきた秘伝タレで鰻を味わう

代々受け継がれてきた秘伝タレで鰻を味わう
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諏訪湖周辺は、実は隠れたうなぎの名産地。鰻屋さんもたくさんあります。そのなかでも、下諏訪の鰻の老舗といえば「うなぎ小林」でしょう。下諏訪駅から歩いて15分ほどの、諏訪湖畔にあります。
かつてほど諏訪湖で鰻がとれなくなった今、産地を選りすぐって鰻を仕入れていますが、創業30余年のあいだ受け継がれてきた伝統のタレをからめ、ふっくらと焼きあげた鰻は絶品です。

歩き疲れた体を、ここちよい香ばしさと鰻の甘みが癒してくれます。

心のふるさとに出会える「諏訪市原田泰治美術館」

心のふるさとに出会える「諏訪市原田泰治美術館」
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諏訪市に生まれた、画家・原田泰治は、日本全国をまわって”ふるさと”を描いています。幼いころを長野県の伊賀良村で過ごし、山村で暮らしたことが絵を描く原点になったのだとか。昔のことを描くのではなく、原風景を素直に絵にし、多くの人の心をとらえます。現代の風景でありながら、どこか懐かしさを感じさせてくれる情景があふれています。

その「心のふるさと」がたっぷりとつまった作品が、諏訪市原田泰治美術館にあります。(JR中央本線 上諏訪駅からバスで「美術館前」下車)

諏訪湖のすぐ横に位置し、美術館の裏手からはスワンボートに乗船もできます。ぐるり、展示を見たあとは、館内のティールームで諏訪湖を眺めながらゆったりとした時間を過ごしてはいかがでしょうか。

諏訪湖畔へのアクセス

電車ではJR中央本線が便利です。上諏訪駅、下諏訪駅から各観光スポットへアクセスできます。車では、中央道諏訪インターチェンジを降ります。

諏訪地方には、酒蔵や味噌蔵もあり、おいしいお酒やお味噌はお土産におすすめ!温泉もありますので、ゆっくりと滞在を楽しめます。きっと、心のふるさとに出会えます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/06 訪問

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