中国の成都からバスでおよそ2時間のところにある雅安という町の中心地。そこからさらにワゴンバスやタクシーなどで移動していくと、今回ご紹介するパンダの保護施設「碧峰峡ジャイアントパンダ保護センター(碧峰峡大熊猫基地)」があります。
この保護施設は、臥龍自然保護区管理局の管轄する「中国パンダ保護研究センター」の支部として設置されたもので、四川大地震の際には、臥龍にある保護施設から多くのパンダたちが避難してきました。パンダの保護と繁殖を目的に作られた研究施設ですが、一般の人にも公開されているため、観光客でもかわいいパンダたちの姿を見ることができるんです!成都市内にも同様の施設がありますが、そこに比べると観光化が進んでいない分、より自然な状態のパンダたちの姿を見ることができますよ。
とにかく、パンダ、パンダ、パンダのこの施設。パンダの数だけ、個性もさまざま。ほとんどのパンダが半野生の状態で飼育されているため、じゃれ合ったり、ハンモックで居眠りしたり、笹を夢中で食べていたりと、どのパンダも、自由に伸び伸び生活しています。
パンダが活動的になる時間帯は朝です。パンダたちの動きをより楽しみたいという方は、ぜひ、早起きして午前中に行くことをお勧めします。
大人たちが自由に楽しんでいる中、まだ幼い子供のパンダたちは大人たちとは別のスペースで生活しています。出産のタイミングと合えば、写真のような生後間もない赤ちゃんパンダの姿も見ることができますよ!
もう少し大きくなった子供パンダたちは、パンダ幼稚園と呼ばれる、子供用遊具のあるコーナーで生活しています。まだまだ体の小さい子パンダたちは、ヤンチャ盛り!他の子にちょっかいを出してみたり、体のバランスを崩してコロンと転がっていってしまったり、いつまで見ていても飽きないかわいさを見せてくれます。
日本の動物園で見るパンダの多くは、平らな地面でゴロン、小さな遊具でコロン、低木にすらノソノソと体を重そうにして登っています。高い木にあの重い体で登っているパンダなど見かけることがないため、あまりイメージがわきませんよね。
しかし、この施設では、見上げるような木に登り、重い体で木の先端に腰かけて座るパンダの姿を見ることができるんです!もともと、パンダは木登りが得意な動物です。しかし、動物園などで過ごしているとなかなか登る機会もないもの。半野生で暮らす、ここのパンダたちは、その習性を存分に活かして、高い木にも難なく登ってしまうのです。1人(1匹?)しんみりと遠くを眺めてたそがれているパンダたち、いったい何を想っているのでしょうね。
自然の中で仲間たちと伸び伸び暮らすパンダたちの姿は、時にコミカルで、時にかわいくて、見ているだけでとても癒されます。パンダ好きの方や動物好きの方のみならず、癒しを求めている方にも、ぜひ、足を運んでいただきたい、おススメのスポットです!
別料金にはなりますが、ツアーに申し込むと、一日飼育体験ボランティアに参加することもできますよ。飼育員とともに、パンダの餌やりや、飼育エリアの掃除をすることができ、パンダをより近くに感じたり、かわいいパンダたちと直接触れ合えたりできます。
動物園では見られないパンダの姿にきっと、あなたも魅了されることでしょう。
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