写真:市川 芽久美
地図を見るコトパクシ山麓の標高3,600mの場所に、1000ヘクタール(東京ドーム約210個分の広さ!)の農地や牧場を所有する一家があります。
昔は、その一家や従業員で住んでいた大きな家を、今では宿泊施設「アシエンダ・エル・ポルベニール(Hacienda el Porvenir)」として提供しています。
茅葺屋根に赤い土壁が印象の建物は、何百年も前からこの地域で使用されてきた独特の建築様式です。
写真:市川 芽久美
地図を見る宿泊客が利用できるリビングルームが5部屋もあり、まずは、暖炉付きの心地よいリビングルームで、暖かい紅茶やコーヒーを頂きながらチェックイン。チーズを小麦粉で包んで揚げた、熱々のエンパナーダもサービスしてくれます。
プライベートルームは、スイートルームを含め17部屋。バスルームやストーブが完備された温かみのある内装で、とても快適です。
写真:市川 芽久美
地図を見るこのアシエンダ・ホテルの特徴は、プライベートルームだけでなく、“マチャイ(Machai)”と呼ばれる昔のテント型住居を模した部屋が10部屋あること。
テントといっても野外にあるわけではなく、2階の屋根裏部屋的な感覚のお部屋です。バスルームはシェアになりますが、リーズナブルでとても暖かく快適。
写真:市川 芽久美
地図を見るそして、何と言ってもお勧めなのが、エクアドルのアンデス地域(山岳地帯)の料理を提供する併設レストランでの食事です。
宿泊客だけでなくても利用できるこのレストランは、コトパクシ山の登山客からも大人気。
コトパクシ山の火山石で焼かれた「クックド・オン・ボルカニックストーン(Cooked on Volcanic Stone) 」料理は特にお勧め。
付け合わせも、エクアドルの食材をふんだんに使った家庭料理で、日本ではなかなか食べられない甘い白人参や、ユカ芋のマッシュなど、是非メインと併せてお楽しみください。
他にも「ウビージャ(Uvilla)」というアンデス地方で採れる食用ホウズキを使った料理など、ちょっとユニークなエクアドルメニューもあるので、是非様々な種類を挑戦してみてください!
写真:市川 芽久美
地図を見るそして、立地を活かしたアクティビティも豊富にあります。
コトパクシ登山の拠点として利用する方も多いですが、広大な景色を眺めながらの、ガイド付きサイクリングや乗馬を楽しむのはいかがでしょうか。
乗馬体験では、ポンチョなど地元の乗馬衣装も貸してくれるので、アンデスのカウボーイになりきって楽しめちゃいます。
また先ほどのレストランでは、エクアドル料理のクッキングクラスなどもあり、エクアドル産カカオを使ったホットチョコレートの美味しい作り方など、家族連れでも手軽に楽しめるクラスがあります。
昔の荘園の広い家を、宿泊施設にしているアシエンダホテルは幾つかありますが、リーズナブルに広大な景色や食を楽しみながら、快適に過ごすことの出来る「アシエンダ・エル・ポルベニール」は、コトパクシ山周辺で一番お勧めのアシエンダです。
伝統の織物を身にまとったスタッフや、小物の装飾がとても可愛らしい内装も落ち着きます。荘園の雰囲気をたのしみながら、この地域ならではの文化や料理も併せてお楽しみください。
この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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(2025/1/16更新)
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