正に地球の真ん中!エクアドル・キトの「赤道記念碑公園」で市内観光がさらに充実

正に地球の真ん中!エクアドル・キトの「赤道記念碑公園」で市内観光がさらに充実

更新日:2015/06/16 11:05

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
「エクアドル(Ecuador)」は赤道の意味。そして、首都の「キト(Quito)」は原住民の言葉で“地球の真ん中”を意味します。
その名の通り、キトの北部には、北半球と南半球に分ける赤道が通っており、赤道上には赤道記念碑のある公園があります。
2015年1月にリニューアルし、さらに充実した公園は、キトの歴史や文化を体感しながらアンデス料理も楽しめる、キト市内観光では外せないスポット。

南半球と北半球に同時に立ってみよう!

南半球と北半球に同時に立ってみよう!

写真:市川 芽久美

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「キト」は原住民の言葉で“地球の真ん中”、スペイン語では「ミタデルムンド(Mitad del Mundo)」といい、ずばりその名が付けられた赤道記念碑公園「ミタデルムンド」。18世紀半ばに、フランスの科学アカデミーの測量により指定された場所にあります。

当時測量に加わった世界の科学者の銅像や、赤道をまたいで記念碑の塔が建っています。記念碑は360度のパノラマをたのしめる展望台になっており、記念碑の前で赤道をまたいで記念写真を撮るのが大人気。

赤道とアンデスの文化を楽しく知るイベントが華やか

赤道とアンデスの文化を楽しく知るイベントが華やか

写真:市川 芽久美

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公園内で行われる季節ごとのイベントも、興味深いアトラクションの1つ。正午に太陽が赤道の真上にくる春分の日や、秋分の日には、太陽を神と崇めるインディヘナのお祭りが再現されたり、インカの時代から伝わる文化や風習を伝えています。

園内には、この赤道記念碑の生い立ちだけでなく、アンデスの歴史を時系列に知る事のできる博物館なども併設されています。

興味深いアンデス料理の数々

興味深いアンデス料理の数々

写真:市川 芽久美

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この公園内には、これぞエクアドルのアンデス料理とも言える料理を提供するレストランが軒を連ねています。

店頭でなにやらグリルされているのをみたら、それは、贅沢料理「クイ」の丸焼きです。日本ではなかなか食べられないモルモットの仲間のテンジクネズミですが、アンデスでは重要なタンパク源。

そして、豚肉を大きな鍋に入れ、お肉自体から出てくる脂だけで時間をかけてじっくり煮揚げた料理「フリターダ(Fritada)」も絶品です。

店頭にメニューが写真付きで紹介されているので、いろいろなおレストランを覗いて、興味深いお店を選んでみよう。

美しいアンデスの山々

美しいアンデスの山々

写真:市川 芽久美

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園内には、パビリオンが幾つか併設されています。

「エクアドル」と名付けられたパビリオンには、エクアドル人登山家で写真家の、パトリシオ・ティサレマ(Patricio Tisalema)氏のギャラリーになっています。
エクアドルのアンデスの美しい山々に加え、彼が制覇したエベレストを始めとする世界の最高峰の山々のパノラマ写真が展示されています。
日本の山の写真もあり、なんだか嬉しくなります。

南米を代表するエクアドル人画家グアヤサミン美術館

南米を代表するエクアドル人画家グアヤサミン美術館

写真:市川 芽久美

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そして、2015年新たに加わったのが、「グアヤサミン」パビリオン。エクアドルのピカソとも呼ばれるオズワルド・グアヤサミン(Oswald Guayasamin)の作品が紹介されています。

他にも、フランスの科学アカデミーの測量の歴史を知る「フランス」パビリオンや、プラネタリウム、民族博物館があり、どれも時間をかけてじっくり見学したい興味深いパビリオンばかりです。

市中心部から少し足を延ばして赤道記念碑公園へ

赤道に実際立って見るだけでも価値はありますが、加えてエクアドル、特にアンデス地方(山岳地帯)の文化や歴史を楽しみながら知る事のできるスポットです。
是非、キト市内観光の際はちょっと足を延ばして、訪れてみてください。

◾『ミタ・デル・ムンドCiudad del Mita del Mundo)』
 *エクアドルの首都 キトの市街から車で20-30分。
オープン:月 - 日 9:00 - 18:00
入場料:USD $ 3.50

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/15 訪問

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