写真:やま かづ
地図を見る台北駅は中国語で「台北車站」と言います。地下1階、地上6階の巨大な建物には台湾の国鉄・台湾鉄路管理局(台鉄)、台湾の新幹線・台湾高速鉄道(高鉄)、台北の地下鉄・台北大衆捷運(捷運)の3つの鉄道が乗り入れています。
また、駅舎の周囲には近郊バス乗り場のほか、長距離バスターミナルもあり、まさしく台湾の交通の要衝となっています。
そんな台湾各地へ足を運ぶ旅客のために台北駅は日々進化、グルメもショッピングも楽しめるショッピングモールのような存在になっているんです。
写真:やま かづ
地図を見る台北駅の地下1階から2階まではショッピングとグルメのエリア「微風台北車站(Breeze Taipei Station)」と呼ばれています。
地下1階は、主に台湾各地の名産品、手土産、生活雑貨のお店が集まっています。そして1階は、惣菜、スイーツなどの土産物、ファストフードの各店が勢ぞろいしています。さらに2階は、カフェやレストラン、フードコートが集まるフロアとなっており、台北駅全体がまるでショッピングモールのようなにぎわいです。
写真:やま かづ
地図を見るまるで日本のデパ地下にでも迷い込んだような店構えの土産物ショップ、ベーカリーショップ、スイーツショップなどが並ぶ1階で、ひときわ行列の目立つのが駅弁を販売している「台鉄便當本舗」です。
「便當(ビンドン)」とは駅弁のことで、日本語の弁当が語源となっています。
写真:やま かづ
地図を見るその駅弁は主に3種類あり、骨つき豚肉がご飯の上にドンとのせられた安さが人気の“経済排骨便當”(写真左)、おかずの種類がちょっと多い八角形の弁当箱“八角便當”、お肉が食べられない人のための“素食便當”(写真右)です。
台湾料理が一つの弁当箱に凝縮されたような「便當」、列車に乗らなくても、宿泊先のホテルに持ち帰ったり、長距離バスの中で食べたりしてもいいですね。
写真:やま かづ
地図を見る2階は「ブリーズ・グルメ・ヘブン(Breeze Gourmet Heaven)」と呼ばれており、いろいろな国の料理が食べられるレストランが集まっている、まさしくグルメ天国となっています。台湾料理はもちろん、タイ料理、イタリア料理、そして、日本のチェーン店も多数出店しています。
ここまで来ると、駅ビルやショッピングモールのレストラン街というより、百貨店のレストラン街と形容するほうがふさわしいかもしれません。
そんな数あるレストランの中でも、台湾の人でいつも賑っているのが「小南門点心世界」です。台湾の庶民メニューがリーズナブルにラインナップ、しっかりと食事をしたい方にはお勧めのレストランです。
写真:やま かづ
地図を見るそのほか、2階にはレストランやカフェに加えて、4つのテーマに分けられたフードコートがあります。
それらの中で、一番店舗数が多く人気の高いのが「台湾夜市」というフードコートです。夜市で見られる屋台がそのまま一堂に集結、庶民の味がリーズナブルに食べられるとあって、昼夜を問わず混雑しています。
写真:やま かづ
地図を見るそんな「台湾夜市」にあって、ひときわ行列の絶えないのが「一鼎」という牡蠣オムレツのお店です。牡蠣オムレツを単品でオーダーすることもできますが、焼きそば、スープ、野菜炒めがセットになった定食に人気が集まっているようです。
写真:やま かづ
地図を見る2階には「台湾夜市」のほかに、カレー専門店が集まった「カレーパレス」、牛肉麺専門店が集まった「牛肉麺競技館」、そして各国料理が集まった「美食共和国」と合計4つのフードコートがあります。
どこで食べようかと歩き回っているうちに、気がつけば元の位置に戻ってくる回遊式のフロアレイアウト、これもなかなか楽しませてくれます。
台湾全土の交通網は台北駅に通じています。そして、旅の情報、グルメ、雑貨など、旅行に必要不可欠な要素も台北駅に集結しています。
ただ単に交通の要衝としてだけ使うのはもったいない!意外に楽しい台北駅であえて時間をとって、グルメにショッピングと、思う存分楽しんでいただきたいものです。
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/6更新)
- 広告 -