ハンガリーの首都ブダペストは「ドナウの真珠」と称され、中欧を代表する美しき歴史都市。右岸のブダ地区と左岸のペシュト地区から構成されるブダペストのうち、ドナウ河岸とブダ地区が1987年に世界文化遺産に登録されました。
その美しき中世の街並みは、世界中から観光客を惹きつけて止みません。バスや地下鉄、トラムなど交通機関が発達しているので、歴史地区の名所を効率的に回ることができ、とても観光しやすい街でもあります。
昼間から街中を散策するだけでその美しさに魅せられるのですが、ブダペストが本当に美しいのは、日が暮れてからなのです。
なかでも「ゲッレールトの丘」から見下ろす夜景は、右岸のブダ地区、左岸のペシュト地区の優雅な街並みと、悠々と流れるドナウ川のコントラストが織り成す最高傑作。ヨーロッパでも指折りの夜景の名所です。
それでは、ゲッレールトの丘へ行ってみましょう！
それでは、感動の夜景スポットまでの道のりをご案内します！
ゲッレールトの丘へは歩いて行く方法もあるのですが、今回は時間がない方のためにもバスを利用してあっという間に頂上へいけてしまう楽ちんルートをご紹介します。
出発地点はブダペストの地下鉄3路線が交わる駅、デアーク・フェレンツ広場（Deak Ferenc ter）駅の側にあるキシュケルート（Karoly Korut）通り。この通り沿いの停留所から49番トラムに乗車し、モーリツ ジグモンド広場 （Moricz Zsigmond korte）へ向かいます。停留所のすぐ前にあるSPARというスーパーマーケットが目印です！
この停留所からSPARの方に歩いて行くとヴィッラーニ（Villanyi ut）通りが見えてきます。そして、その通りから出ている27番のバスに乗車。SPARからバス停までは徒歩で2、3分の距離なので迷う心配もありません。
バスに乗車後は7つ目のバス停ブーシュロー・ユハース（Busulo Juhasz<Citadella>）で降ります。他に誰も降りない場合はバス停に停まらないので、バス停の数をカウントしておくことをおすすめします！
バスを降りたらすぐにツィタデッラ（Citadella）への道しるべがあります。標識に沿って緩やかな坂道を登れば、ドナウの真珠を一望できる景色が見えてきます！
頂上には夕方になる前に到着するのがおすすめ。
美しい夜景で有名なスポットですが、夕焼けの灯が燈りだす頃には、ブダペストの街並みがオレンジ色に染まる絶景を観ることもできます。この夕焼けとブダペストの街並みの絶妙なアンサンブルもここでしか味わえない至福の空間です。
頂上にはドナウの真珠を一望できるレストランや、ハンガリーならではの雑貨を取り扱う露店等があります。買い物、食事でもしながら、夕焼けを楽しみながら夜になるのを待ちましょう！
ご覧のとおり、夕方からは観光客で賑わい始めるゲッレールトの丘。
さぁ、あとはドナウの真珠に魔法がかかるのを待つのみです。
ここからがブダペストの真のハイライト。だんだんと空が薄暗くなるにつれ、街全体がライトアップされ、神秘的な雰囲気に包まれていきます。
対岸側を見渡すと、ドナウ川に架かる光り輝くセーチェーニ鎖橋（Széchenyi Lánchíd）が見えます。この宝石のように輝く鎖橋もブダペストの夜景を彩る美しさのエッセンス。
早めに着いたのなら、ベンチに座り、変わりゆく街の景色をまったりと満喫するのもおすすめです。
気づけば、街全体が光り輝く幻想的な世界へと変貌しています。ドナウの真珠と称されるブダペストの街並みですが、その夜景はむしろ、真珠、ルビー、サファイアなど、色とりどりの宝石が散りばめられた宝箱のよう。
あまりに絵に描いたような美麗な景色が広がるので、まるで映画の世界へ入り込んだような錯覚に陥ります。
人生で一度だけ、息を呑んでしまうような夜景を堪能してみてはいかがでしょうか。
きっと、忘れられない、ロマンチックな旅を演出してくれるでしょう。
あなたは心から感動する夜景を見たことがありますか？
多くの人は、綺麗な夜景を見る機会が今までにもあったでしょう。しかし、心から感動するような夜景は中々みられないはず。しかし、ここ中欧ハンガリーの古都ブダペストには、そんな感動するほど美しい夜景が存在するのです。
たかが夜景、されど夜景。
人生で一度だけ、世界一美しいドナウの夜景を。
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(2024/4/18更新)
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