写真:結月 ここあ
地図を見る明治43年に竣工された「旧函館区公会堂」は、ブルーグレーとイエローの色が爽やかな左右対称のコロニアルスタイルの建物です。
函館のオシャレな街並みにもマッチしていると思いませんか。
この当時からモダンな建物であった旧函館区公会堂は、今でも華麗な姿から、元町のランドマークと呼ばれています。
写真:結月 ここあ
地図を見るこちらの部屋は、御座所(RECEPTION ROOM)で、マントルピースのタイルや壁紙などは、花や植物などをモチーフにしたアール・ヌーボー調。
館内装飾には、ギリシアの国花ともなっているアカンサス(ハアザミ)の模様が多く使われています。
天井に目を向けると、どの部屋も美しいシャンデリアが飾られていて、このU字型シャンデリアもアカンサスをモチーフにしたもの。
家具・調度品・壁紙やシャンデリアは、ほぼ当時のまま残されています。
写真:結月 ここあ
地図を見る現在はコンサート会場としても使われている、華やかな130坪の大広間(CONCERT HALL)は、腰廻りは板張りになっており、その上は漆喰塗り仕上げになっていて、上品な雰囲気を醸し出しています。
旧函館区公会堂には、「ハイカラ衣装館」なるものがあって、素敵なドレスのレンタルと、ヘアメイクを2000円でしてもらうことができます。また男性には燕尾服なども用意されていますよ。
明治時代にタイムスリップして、舞踏会の雰囲気も感じられるかも。
写真:結月 ここあ
地図を見る大広間から続くバルコニーにも、ルネッサンス風の明治洋風建築を見ることができます。
シンメトリーなデザインで、飾柱の彫刻も目を引くものがあります。
こちらからは、函館港が一望できるのは勿論のこと、天気がいいと遠くは駒ヶ岳までも見渡すことができますよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る明治44年には、大正天皇が皇太子時代宿舎として使用された為、館内は当時の華やかな雰囲気を窺い知ることができますが、こちらではその当時使われていた後架(こうか)も残されています。
後架とはトイレのことで、便器の下には砂や杉の葉等が入れられた便受箱があり、侍医の検査後処分されてました。
ブルーグレーとイエローの色が特徴的なコロニアル様式の美しい外観の「旧函館区公会堂」は、明治洋風建築を代表するひとつに数えられています。
明治のロマンが溢れる館内でドレスを着れば、その当時の貴婦人気分も味わえます。近隣には洋館や教会などもあり、異国情緒が溢れる函館元町を散策してみませんか。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/11更新)
- 広告 -