ボストン美術館はアメリカ独立百周年の節目である1876年に開館しました。所蔵品は45万点ほどで、年間100万人が訪れます。東京芸術大学の設立に貢献した岡倉天心もここで働いていたことがあり、敷地の中には彼の名が付けられた「天心園」という日本庭園があります。
グリーンラインE支線ミュージアム・オブ・ファインアート駅(Museum of Fine Arts駅)で降りると美術館は目の前にあります。その他、オレンジラインのラグルス駅(Ruggles駅)も使えます。この駅からは、ノースイースタン大学の敷地を横切って徒歩10分です。
地下鉄は、駅窓口などで無料でもえる「チャーリーカード」と呼ばれるICカードを使うと割引価格で乗れるので是非ゲットしてくださいね。日本のSuicaなどと同様に券売機でお金を入金して使います。
入館料は大人25ドルと国内の美術館と比較すると少しお高めですが、最初の入場から10日間はなんと無料で再入場できちゃいます。館内は見所満載なので、回りきれなかった部分は別の日に見学ということも可能です。館内にはカフェのほかにもワインバーなど飲食施設もあるのでそちらも利用してみてはいかがでしょう。
所蔵品が美しいことはもちろん、建物自体に施された装飾も見逃せません。こちらは、一階にある円形のホールの写真です。天井にもとても繊細な絵が描かれています。この絵は、ジョン・シンガー・サージェントというアメリカ人画家が描いた絵です。
この天井画は、古代ギリシャやローマ神話をイメージして描かれており、一瞬ここがボストンだということを忘れそうになるほど。大きなホールに負けないほどの圧倒的な存在感を放っている作品です。もっと近くで見たい方は2階にあがっての鑑賞がおすすめ。
館内にはいたるところに移動式の机が置いてあり、時間によって学芸員の方による作品の素材やツールに関する解説が行われています。
作品自体の解説ではなく、その作品がどのような道具や素材で作られたかの解説は珍しい!現代のように機械も発達しておらず、物がそろわなかった時代に、芸術家たちがどのように作品をつくっていたか学べます。解説を聞いてから作品を鑑賞すると、時代背景や当時の苦労について会話が盛り上がること間違いなし。
説明を聞くだけでなく、実際に道具に触らせてくれることもあるので前のほうで参加するのがおすすめ。解説は英語で行われますが実際に道具を手にしてジェスチャーを交えつつ教えてくれるので、普通の作品を前にして喋るタイプのツアーより理解しやすいのも魅力的。
チケットカウンターで追加料金(非会員は6ドル)を払えば日本語対応の音声ガイドを借りることができます。広い館内を効率よくみどころだけを回りたい方には学芸員の方と一緒に回るツアーもおすすめ。
ツアーも複数あるので事前にスケジュールをチェックしておきましょう。例えば、印象派ツアー(Impressionism Tour)では、モネの睡蓮もまわります。その他、ホクサイ・ツアー(“Hokusai” Tour)と呼ばれる富嶽三十六景で有名な葛飾北斎の名作を巡るツアーもあります。
チケットカウンターの反対側には、お土産屋さんがあります。ファッションアイテムから子どものおもちゃまで様々なものが売られています。普段使いできそうなエコバッグやカラフルなファッションアイテムなども取り揃えてあります。
お店の方によると人気商品は、作品がプリントされたパズルやマグカップだそうですよ。その他、ポストカードやマグネットなどかさばらなくて軽いお土産向きの商品も多数あるのでここでお土産を買ってみてはいかがでしょう?
ボストンに来たらはずせない観光名所・ボストン美術館。アメリカにありながら日本の芸術家の作品を多く所蔵しており、日本ともゆかりが深い場所です。
一回目の入場後、10日間は再入場無料なのでそれを利用して複数回に分けてまわるのもおすすめです。ボストン訪問の際はぜひ訪れてみてくださいね。
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(2024/9/9更新)
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