写真:渡部 洋一
地図を見る砂漠の街、ジャイプール。多くの旅行会社が、首都デリー、タージマハルで有名なアグラ、そしてジャイプールの3都市を合わせて「ゴールデントライアングル」としツアーを組むなど、北インド旅行の定番と言える一大観光地です。
そんなジャイプールで特に人気の観光名所「アンベール城」。強大なムガル帝国にも屈しなかったラージプート族のマハラジャによって、1592年から築城されました。砂漠の国に君臨した勇者の宮殿城塞は、2013年「ラージャスターンの丘陵城砦群」として世界文化遺産に登録されています。
写真:渡部 洋一
地図を見るインドでは「象(ゾウ)」が神様として扱われているのは有名な話。ここアンベール城では、なんと神様である象に乗ることができます!
神様としての地位にあぐらをかくことなく、庶民的にタクシーとして働く象たち。その数、なんと約110頭!「神様」と「タクシー」という二足のわらじで大活躍するアンベール城の象(神様)たちには、投手と打者の二刀流・大谷翔平選手もびっくりです。名物・象のタクシーに乗って登城すれば、マハラジャ気分を存分に味わうことができます。
もちろん、神様の手を煩わせることなく自分の足で入城することも可能です。
写真:渡部 洋一
地図を見るアンベール城内の見所として絶対に外せないのが、「世界一美しい門」と賞讃される「ガネーシャ門(ガネーシャ・ポール)」。王族のプライベートスペースに通じる門であり、壁面を飾る精緻なモザイクや鮮やかなフレスコ画が圧巻です。門の中央には、象の頭を持ちインドで絶大な人気を誇るヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」が描かれています。
門の上部に施された張り出し窓も必見です。大理石で作られた透かし彫りの窓の美しさは、装飾としても一級品。さらに、50℃を超えることもある酷暑のインドで暑さをしのぐため、風通しを良くする機能も兼ねています。
写真:渡部 洋一
地図を見る城内の「ジャイ・マンディル」は、別名「勝利の間」とも呼ばれ、貴賓謁見の間として用いられる豪華絢爛な建造物です。
内部一面に施されているのは、無数のガラスが埋め込まれた「ミラーワーク」と呼ばれるモザイク画。キラキラと輝くエレガントな装飾は圧倒的に美しく、権力・財力を欲しいままにしたマハラジャの城の象徴とも言える必見スポットです。
写真:渡部 洋一
地図を見るアンベール城の背後の山に建つ、ジャイガル要塞。アンベール城よりも後の時代に建設が始まった軍事拠点です。城から徒歩30分ほどの山の上にあり、その城壁からはアンベール城の全貌はもちろん、遠く周囲の岩山や村までも一望にすることができます。時間と体力に余裕があれば、是非とも上ってみたい絶景スポットです。
北インドを代表する砂漠の街、ジャイプールに建つマハラジャの城「アンベール城」をご紹介しました。ツアー等の定番観光ルート「ゴールデントライアングル」として有名なこの街の中でも、アンベール城は世界遺産のジャンタル・マンタル(天文台)、風の宮殿(ハワ・マハル)等と並んで絶対に外せない特に人気の観光名所です。
砂漠に君臨した勇者の築いた巨大な城に、足を運んでみませんか?そこに立てば、かつてこの地を吹き抜けマハラジャが感じた風を、あなたも感じることができるはずです。
アンベール城の入場料、入場時間、象タクシーの料金等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2024/10/9更新)
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