写真:Hiroko Oji
地図を見るザルツブルグの南東一帯に広がるザルツカンマーグート地方。その中のヴォルフガング湖は、澄んだ水と空気、緑の濃淡が美しいアルプス山脈に囲まれた景観で、特に人気の高い景勝地として知られています。その湖畔の町ザンクト・ギルゲン(St.Gilgen)にあるのが、ホテル・ガル二・シャンタナー(Hotel Garni Schernthaner)です。
ホテルへは、ザルツブルグ(Salzburg)駅前から出るバート・イシュル(Bad Ischl)行きのポストバスで45分のザンクト・ギルゲンで下車。乗り換えなしで行けるのが嬉しいところです。バス停からは徒歩3分、ロープウェイ乗り場を通り過ぎ、中心地へ向かう途中、お花いっぱいのホテルに到着します。お花溢れるのはバルコニーだけでなく、玄関周辺が小さな庭園のよう。噴水やテーブルセットも置かれ、チェックインする前から滞在が楽しみになります。
ホテルから湖畔までゆっくり歩いても10分かかりません。そばに市庁舎があり、バイオリンを弾く幼いモーツァルトの像にもすぐに出会えます。又その先には教会やモーツァルトの母の生家などがあり、観光にもとても便利な立地です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るホテル・シャンタナーはシングル、ダブル、トリプルのお部屋があり、全てバルコニー付。地上階からエレベーターでお部屋のある階へと上がれるのが、大きな荷物を抱えている時には特にありがたい。お部屋の広さは申し分なく、ベッドスペースとは別にあるテーブルセットの置かれたスペースでゆったり寛げます。スーツケースも余裕で広げておけますよ。
ウェルカムドリンクとして瓶入りのお水が置いてあり、お土産として定番のモーツァルト・クーゲルンのチョコをお部屋まで持って来てくれるのが嬉しい心遣い。室内には、テレビ、電話、ドライヤー、冷蔵庫、室内金庫など不自由なく過ごせる設備が整えられています。バスルームもよく手入れされ使い勝手の良いものです。バルコニーのベンチに座ってアルプスの山々や湖、お花や壁絵で溢れた町並みを眺められるのも寛ぎのひと時です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るホテルの建物内には、この地方らしい装飾のザルツブルグスタイルのアンティークな家具が各所に置かれています。木製家具にペインティングや木彫りを施してあり、朝食ルームや廊下、読書エリアを飾っていますので、各階の廊下を覗くのも楽しみの一つとなります。
各お部屋には番号ではなく、モーツァルトの母のアンナや姉のナンネルといった名前がついているのも、このホテルらしいところ。実は、このホテルは、モーツァルト家との関わりがあるのです。その名前を書いたお花模様のネームプレートがドアの横にかかっているのが可愛らしい!
写真:Hiroko Oji
地図を見る朝食ルームはレセプションの奥にあり、7:30〜10:00の間に頂きます。ハムやチーズは3種類ずつ、パン数種、きゅうりとラディッシュ、トマトとモッツアレラチーズ、シリアル類、フルーツ、ヨーグルト、手作りジャム、ゆで卵、ケーキ、ジュース、コーヒーか紅茶…と満足できる内容です。オーナー直々にホットドリンクをテーブルに運んでくれ、ちょっとした会話も心和むひとときになります。
写真:Hiroko Oji
地図を見るホテルからは、徒歩5分ほどで湖畔に到着します。途中にはモーツァルト像の立つ市庁舎前広場や、もとは彼の母の生家であったモーツァルト展示室があり、お土産物屋さんやレストランも建ち並ぶ通りを進んでくると、遊覧船乗り場です。ここから、ザンクト・ヴォルフガング(St.Wolfgang)の町まで、さわやかな風に吹かれて湖上遊覧を楽しみましょう。
そのあとは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の世界へ!シャーフベルグ(Schafberg)登山列車に乗って山上へ向かうと美しいヴォルフガング湖を一望のもと。いえいえ、背後に隠れていたモント湖やアッター湖までも姿を現していて、その周囲を取り巻く山並みの美しさにも感動する瞬間です。
また、ホテルからバス停に向かう手前にあるのが、ツヴェルファーホルン(Zwölferhorn)へのロープウェイ乗り場です。赤と黄色のゴンドラが交互に山上へ運んでくれます。こちらからの眺めも湖を見渡せ、対岸のザンクト・ヴォルフガングの町も見下ろすことができます。ハイキングコースもありますので、下りを歩いて下りても楽しい経験となることでしょう。
ヴォルフガング湖畔には、いくつかの町にそれぞれたくさんの素敵なホテルが目白押し。その中でも、ロケーションやお部屋の居心地の良さに加え、質の高さ且つリーズナブルな滞在ができるホテルとしてご紹介しました。チェックアウト手続きを済ませたら、領収書とキャンディやヌガーを入れた封筒を、笑顔と温かい握手と共に手渡してくれるところも、また、再訪したくなるところではないでしょうか。
ヴォルフガング湖畔の美しい自然の中、素敵な滞在をたっぷり楽しんでくださいね。
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(2024/12/2更新)
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