写真:結月 ここあ
地図を見る十勝千年の森は、多くの自然と触れ合える機会を訪れた人に持ってもらおうと造られた、広大な敷地のガーデンです。「森」「大地」「野の花」「農」とそれぞれのエリアにテーマを設けて、フォレストガーデン・アースガーデン・メドウガーデン・ファームガーデンと4つのガーデンで構成されています。
先ずは、森がテーマのフォレストガーデンから散策。
ここには、鏡のように景色が写り込む美しい池があります。
十勝千年の森の地下には、花崗岩の一種である麦飯石が多く眠っています。
麦飯石には、水に入れると残留塩素や雑菌等の不純物を吸い取り、水がキレイになる効果もあることから、ここに流れる川や池は透明度も高くこのような美しい景観が見ることができるのですね。
写真:結月 ここあ
地図を見るこれは、水鉢が水面の日差しの反射で天地を写す鏡です。空と森の空間をつなぐ結節点を表わしていると説明がありました。
たしかに、水鉢には、空・森を美しく写し出していて、葉から時折滴る水摘の波紋も美しく広がっていきます。
フォレストガーデンはその名の通り多くの木々に囲まれ、そこを吹き抜けてくる風がひんやりと心地よく、空気がキュッと締まっていて、とても気持ちがいいものです。
この水鉢にも写り込んでいますが、フキの葉もたくさん生えていて、アイヌの伝説にも登場する小人コロポックルさんが、今にも出てきそうじゃないですか?
写真:結月 ここあ
地図を見る大地をテーマにしたアースガーデンには、大小13の芝の丘もあり、遠く日高山脈も見えます。
ここでは、セグウェイという電動立ち乗り二輪車に乗って、ガーデンを巡るツアーもあります。そのコースは、4ヘクタールで東京ドーム85個分というからさすが北海道。
今流行りのセグウェイを楽しむのならこんな雄大な景色が見ながらが最高!ですよね。
写真:結月 ここあ
地図を見るイギリスを代表するガーデンデザイナーのダン・ピアソン氏が、十勝の大自然に感じたインスピレーションで作り上げたのが、野の花をテーマにしたメドウガーデン。
ここでは、一面に十勝の草花が咲き美しい風景を作りだしています。
7月には、この紫のサルビアネモローサも見頃を迎えて、爽やかな風に揺れてます。
写真:結月 ここあ
地図を見る農をテーマとしたファームガーデンでは、自然と共生するために農業を実践し、野菜を育てたり、山羊を飼育しています。
キャベツやレタスなど有機栽培で育てられている野菜畑も、ガーデンの一部になっていて面白いですよ。
ゴートファームでは、山羊が完全放牧で育てられていて、こんな干し草を食む姿や乳を搾られるところも見られます。
その乳から作り上げたチーズがミシュランの星を持つ国内レストランのシェフたちからも滅多に手に入らない至宝と噂されているようです。
山羊のチーズは臭いというのが常識ですが、ここのチーズは臭くないそうで、ヤギチーズ工房で買い求めることができます。
北海道には「十勝千年の森」を始めとして、素敵なガーデンが多くあります。豊かな自然に恵まれたこの土地で、大自然を身体で感じ、癒されてみてはいかがでしょうか。
※十勝千年の森
開園時間 グリーンシーズン4月〜11月
10:00〜17:00(16:30入園締切)
所在地 北海道清水町羽帯南10線
電話 0156ー63−3400
その年に寄って、開園期間や入場料も変わってくると思いますので、確認のうえ訪問くださいね。
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(2023/11/30更新)
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