写真:月宮 うさ
地図を見る北海道「大雪山(大雪山国立公園)」は、登山初心者から上級者まで山を楽しめる場所。平地が夏真っ盛りの7月中旬から8月、山々は日本一遅い雪解けと共に高山植物が咲き乱れる短い夏を迎えます。
記事では、登山初心者でも登りやすく美しい景観が楽しめる標高2078mの「赤岳」をご案内。
登山道入口までのアクセスは、車で国道273号線から分岐する大雪山観光道路(道道1162号)を進み、終点の「銀泉台」を目指します。
到着後銀泉台にて入山届を提出し、歩いてすぐの登山道入口へ。登山シーズンの夏〜秋は入山届の記入に長い列ができることもあるので注意が必要。早めの行動がオススメです。
気になる所要時間は、登り3時間・下り2時間半前後。ただし、急な登りもありますので経験によって大きく変化します。初心者の皆さんは時間に余裕を持って計画を立ててくださいね。
登山ピークシーズンの登山道は人も多くロープが張られているので迷う心配は少ないのですが、視界が悪い日は油断は禁物。またこの辺りは雪解けが遅い場所で、7月中旬でも雪渓の中を登ることがあります。そんな時は、斜面を滑り落ちないよう・道を外れないよう、気をつけながら進んでくださいね。しっかりとした登山装備も必須です。
道中は苦労に見合った絶景が待っています!ほんとに美しく、一度この風景を見た人は山が好きなること間違いナシです!!
写真:月宮 うさ
地図を見る大雪山の山々の中でも多くの登山客を引き寄せる「赤岳」登山の魅力をご紹介。
まずは、なんといっても絶景!登りはじめから高山植物が咲き乱れるお花畑が続く登山コースは最高の景観!雪解けと共に花を咲かせるので、雪渓が多く残る年でも夏は必ずお花畑に出会えます。
登山道は傾斜がキツイ場所もありますが平らな場所もあり、お花畑や雪渓を眺めながら休憩を取ることができるのも魅力的。絶景の中でいただくランチやスイーツタイムは格別です♪
また、登山道入口のある銀泉台は標高1500m。ここまで車で登れるのも嬉しいポイントです!
写真:月宮 うさ
地図を見る「赤岳」登山道入口を出発して約1時間半、標高1842mの場所に「コマクサ平」と書かれた看板が見えてきます。その名の通り高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」の群落がお出迎え。是非ともここでは休憩を兼ねて女王を観察しましょう!
コマクサは砂礫が広がる厳しい自然環境の中、ピンク色の美しい花を咲かせる美しい高山植物。草丈は10cm程で、名前の由来は花の形が馬(駒)の顔に似ているところからきています。
またこの花は、日本ではこの辺りだけに生息する天然記念物ウスバキチョウの幼虫の主食。モンシロチョウくらいの大きさで半透明の羽根を持つ淡い黄色の蝶に出会えたら、ウスバキチョウの可能性大です。
写真:月宮 うさ
地図を見る高山植物の種類が豊富な「赤岳」は、大雪山固有種も数多く見ることができます。
お花が好きな方・興味がある方は、植物ガイドブック片手に登山するのもオススメ!写真に撮って帰宅後調べてみるのも良いでしょう。
写真は「クモイリンドウ」。ほんのり黄色の花に青緑色の模様が入った美しい花で、8月頃花を咲かせます。コマクサ平付近で観察することができますので、探してみてくださいね。
写真:月宮 うさ
地図を見る登山道を歩くこと約3時間で山々と雪渓の風景を楽しめる大雪山「赤岳」山頂に到着。
その景色は頑張ってここまで来た大自然からのご褒美。360度ぐる〜っと広がる絶景と感動を楽しんでくださいね!
大雪山「赤岳」は秋も絶景!ここは日本一早く始まる紅葉の名所でもあります。
錦色に染まる大地は夏とは別の感動が!ただし、秋は夏より多くの登山客が訪れるため交通規制がありますので注意が必要。興味がある方は記事下のMEMO内『日本一早い絶景紅葉に感動!赤岳・銀泉台から緑岳へ縦走登山』をご参照ください。
お花畑に紅葉、夏〜秋は大自然がつくりだす絶景を楽しめる大雪山「赤岳」登山がオススメ!体力に不安がある方は登り約1時間半の「コマクサ平」まででも絶景を満喫できますので、北海道で登山に挑戦してみませんか?
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(2025/1/17更新)
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