写真:古川 悠紀
地図を見るサム山の玄関口となる裾の場所には、一泊500円〜1000円前後の安宿や、食堂、日用雑貨が売っている個人商店が並んでいます。ショッピングセンターをはじめ、パパマママショップのようなミニスーパーはチャウドックには一切ありません。
サム山の中で開けているのはこのエリア一帯のみで、ここまでなら市街地からセーロイダップと呼ばれる人力車で安く行くことができます。しかし、ここより上に登る際は、バイクタクシーを利用する必要があります。
また、安宿は寺院に参拝するために遠方から来るベトナム人向けなので、かなり汚い部屋でバックパッカーでも遠慮しがちです。外国人向けのホテルはサム山には「ビクトリア・ヌイ・サン・ロッジ」しかありません。
写真:古川 悠紀
地図を見る「バー・チュアスー廟(Mieu Ba chua Xu)」はサム山の麓にある由緒正しき寺院。寺に続く参道の両脇には供え物や服飾雑貨を売るお店が多数並んでいて、ちょっとした縁日気分を味わえます。この寺院は熱心な仏教徒が絶えず参拝に訪れ、ツアーバスも多く往来します。
旧暦の4月23日から27日は法要祭が行われ、一層盛り上がりをみせます。ベトナム人にとって供え物で最もよしとされているのが子豚の丸焼き。頭を切り取って、下の部分を僧侶に贈ります。
写真:古川 悠紀
地図を見るバー・チュアスー廟の参道とその周辺一帯は、夜になると夜店が多数出没して、ナイトマーケットとなります。服飾雑貨や仏像の置物など、お土産に買いたくなるものもありますし、見て回るだけでも楽しむことができます。
バー・チュアスー廟は夜になるとライトアップされ、一層参拝客が多くなりますので、昼に訪れた方も再度見学してみてください。また、廟から歩いてすぐ見える西安寺周辺も夜は屋台が多数でます。
写真:古川 悠紀
地図を見るサム山のナイトマーケットはホーチミン市内のどこよりも規模が大きいのが魅力。屋台で食べる料理は雰囲気も相まってよりおいしく感じられるはず。
ここで食べておきたいおすすめの屋台料理は2つ。
ブン・リウ・クワ(Bun rieu cua)……米粉麺のブンを使った麺料理。トマトをベースにした酸味のあるスープに、具はカニのすり身。これで一杯70円程度なので、非常にリーズナブルです。
チキン……骨付きのチキンを炭火でじっくりと焼いたジューシーな鶏肉。西安寺界隈にこの料理を扱う屋台や商店が並んでいます。値段は400円程度。
写真:古川 悠紀
地図を見る麓からサム山の山頂まではバイクタクシーで約10分程度。山頂は現地人向けの休憩スポットとなっていて、ハンモックで休憩できるカフェが並んでいます。若干観光客を意識した置物系雑貨類を扱う商店もあります。
ここから望む景色はかなり美観。日によっては霧がかかっていますが、それも幻想的です。現地人のカップルや、小さなお子さん連れのファミリーもピクニック気分でここに訪れるようで、シートを敷いてお弁当をとっている家族もいました。
サム山の一番の楽しみは、日が暮れてからの時間。ナイトマーケットの散歩や屋台グルメの梯子、仏教寺院を見学したりと、すべて徒歩圏内で活動できます。バー・チュアスー廟周辺は夜遅くまでセーロイダップ(人力車)やバイクタクシーが待機していますので、市街地に宿をとっている方も安心して楽しむことができます。チャウドック旅行の際は、是非サム山へお越しください!
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この記事を書いたナビゲーター
古川 悠紀
2011年に突如ベトナムのホーチミンに移住。理由は「東南アジアが好きだから!」もう少し詳しく説明すると、大学時代にベトナムの民俗学と民話学を研究したのがきっかけ。ホーチミンに移住したのち、ベトナム語を…
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