写真:月宮 うさ
地図を見る北海道大雪山国立公園「黒岳石室」は山小屋(避難小屋)ですが、夏〜秋の登山シーズンには管理人が常駐します。そのため初めての山小屋宿泊でも安心して過ごすことが可能。
北海道の山小屋では自分の使うものは食事・飲料・シュラフ(寝袋)・燃料に至るまで全て自分で用意するのが基本ですが、ここではシュラフのレンタルや軽食・飲料の販売もおこなってます。ただし、数に限りがありますので、準備可能なものは自分で用意していきましょう。
写真:月宮 うさ
地図を見る黒岳石室までのアクセスは、黒岳山頂より砂礫とお花畑の中をゆっくり歩いて30分ほど。登山道はわかりやすく看板もあり、特に夏〜秋にかけては多くの人が行き来するので迷うことなく到着できるでしょう。
※黒岳山頂までは、記事一番下の関連MEMO内『登山初心者大歓迎!夏の北海道大雪山の秀峰「黒岳」を歩こう』をご参照ください。
写真:月宮 うさ
地図を見る写真は黒岳石室内の様子。就寝時はこの場所にシュラフで眠ります。夜間は真夏でも気温が10度を下回ります。防寒対策はしっかりおこなってください。テント場もあります。
建物内・外には椅子とテーブルがあり食事・休憩等に利用可能。ただし、売店にて購入したものも含め、ゴミは全て各自持ち帰りになりますので、ご注意ください。
写真:月宮 うさ
地図を見るバイオトイレがあるのも嬉しいポイント。
写真:月宮 うさ
地図を見るそのままでは飲むことはできませんが(ろ過・煮沸必須)、雨水を利用した水場もあります。※写真内の黄色いタンク。
写真:月宮 うさ
地図を見る大雪山国立公園は、日本一の広さを誇る高山植物の群落が広がる天空のお花畑。黒岳石室周辺にもどこまでも続くお花畑の絶景が待っています。周囲の山々に残る雪渓も芸術。お花畑は9月上旬〜中旬にかけて紅葉の季節を迎え、真っ赤な大地に色を変えます。こちらも言葉にならない美しさです。
宿泊はしなくても、黒岳を登った時にはぜひとも石室方面まで足を伸ばしてみてください。感動に出会えること間違いナシです。
写真:月宮 うさ
地図を見る散策中に見える四季の移ろいもお楽しみの1つ。
写真は1つ前の写真で咲いている白いお花"チングルマ"の綿毛。ほんの少しの環境の差によって、同じ時間なのに蕾や満開のお花畑・綿毛の季節と四季の移り変わりを感ることができます。雪解けから根雪(雪解けの季節まで溶けない積雪)になるまで一気に季節が進む高山地帯ならではの光景です。
写真:月宮 うさ
地図を見る旅の計画は楽しいもの。それは登山も一緒。
黒岳石室まで行くのなら、その後の行動予定を出発前に計画しておきましょう。黒岳石室(写真の右下ブルーのお家マーク)からは、縦走登山も楽しむことができます。
計画の際には情報収集は必須。当日の天候・登山道の状態・体調等で臨機応変に対応できるように計画することが大切です。黒岳を下山する時間と体力を含めることも忘れずに。
写真:月宮 うさ
地図を見る黒岳石室に宿泊したならば、ぜひとも早起きして「桂月岳」のご来光登山を。登り15分、荷物は石室に置いて行くことが可能なので、気軽に挑戦することができます。道中暗いので足元にはお気をつけて。
写真:月宮 うさ
地図を見る片道約40分の「お鉢平展望台」もオススメの散策スポット。
展望台までは、黒岳石室前の十字路を北鎮岳方向へ道なりに進みます。平坦な道が多く、お花畑と雪渓が美しい登山道も魅力的。
展望台からは、約3万年前に大爆発を起こしできた直径約2kmのすり鉢状の噴火火口「お鉢平カルデラ」を見渡すことができます。底部では有毒温泉と有毒ガス(硫化水素ガス)が噴出しているため、内部は立ち入り禁止です。
アクセス:黒岳山頂より南西に約800m、道なりに約20分
石室利用料金:大人2000円・子ども1000円(素泊まり・貸し毛布付き)
テント場利用料金:1人500円
レンタルシュラフ:1000円(数に限りあり)
売店:軽食・飲料の販売あり
トイレ:バイオトイレ有り
問い合わせ先:01658-5-3031(大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ)
※上記は管理人常駐期間の料金です。
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/10更新)
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