写真:市川 芽久美
地図を見るスペイン統治時代に建てられたミラージュの建物は、スパニッシュ・コロニアルスタイル。白い壁に木製の扉や中庭などが特徴で、内装も豊かな生活をうかがわせる凝ったデザインでとっても優雅な雰囲気です。
現在も農園として機能しつつ、ここで働くスタッフの多くは原住民の血を引く地元のインディヘナの方々。優雅なお屋敷ホテルに原住民“インディヘナ”のホスピタリティーが加わった、落ち着きのある荘園ホテルです。
写真:市川 芽久美
地図を見る赤道直下で標高の高いエクアドルのアンデスは、太陽の光をいっぱに浴びた色鮮やかな美しいバラの産地でもあります。ミラージュは、そんなバラ農園の多いエクアドルの北部、人里離れた隠れ家的な場所にあります。
緑に囲まれたホテル内には、毎日新鮮な生バラが飾られ、香りと共に優雅でロマンチックな雰囲気を盛り上げます。
写真:市川 芽久美
地図を見る広いお屋敷の中には、ダイニングルームが4つ、バーを兼ねるリビングルームなど広い共有スペースが多くありますが、各客室も全室スイートの広々としたお部屋。
センスの良いアンティークな調度品や、リビングスペースや暖炉、ラベンダーを使ったオリジナルのバス・アメニティーなど全てが優雅な安らぎを与えてくれます。
写真:市川 芽久美
地図を見る特筆すべきは、レストランでの食事。
食事のみの利用客も多く、定評があるヨーロッパとアンデスの融合料理を提供しています。
欧州で経験を積んだ地元出身の料理人ホルヘ・エスピノサ(Jorge Espinosa)氏が手がける、エクアドル特産の新鮮な素材、地元アンデスのチーズやパンを使った料理。彼の料理を学びたいという声が多く、滞在を楽しみながらの1週間の料理コースも設定されたほどです。
また、食事の美味しさもさることながら、オルゴールの箱の中から出てくる前菜や、一匹の金魚がテーブルを共にするアイディアもとってもユニーク。
写真:市川 芽久美
地図を見る朝は、孔雀やコリブリ(ハチドリ)がやってくる中庭を眺めながら朝食を。そして、ホテルからちょっと足をのばして、アンデスの豊かな自然と文化に触れてみるのはいかがでしょうか。
ホテルがあるエリアは、先住民が多く暮らす地域で、自然も非常に豊か。文化的にも、世界の自然保護の観点からも注目される地域です。
国内で最も有名な先住民マーケット「オタバロ」では、色とりどりの伝統織物や豊かな食材を、皮の街「コタカチ」では、質の良いリーズナブルな革製品に出会う事ができます。そして、アンデスの山と湖の風光明媚な景色は、このホテルでの滞在をさらに美しいものにしてくれます。
民族衣装を着たお世話係のスタッフの、控えめな笑顔が愛らしく、ホテルの設備や食事、アンデスの美しい景色だけでなく、彼らのさりげない行き届いたサービスがどこか懐かしくもあり、とても癒されます。
宿泊する時間がなくても、キト市内から車で3時間、日帰りで食事だけでも可能です。是非荘園ホテルの落ち着く優雅な雰囲気を体験してみてください。
この記事を書いたナビゲーター
市川 芽久美
「旅行」に関係する仕事をやれるだけやってみようと思い、日本とヨーロッパの旅行会社、航空会社、旅行業界誌、旅行展示会と経験してきました。その中で、日本人にとって、潜在的な魅力がまだまだあると感じた中南米…
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