写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る秋田県人が行列を作ってでも食べたい「生グソ」とは、生グレープフルーツ入りのソフトクリームがのせてあるかき氷です。これを小学生が、縮小して「生グソ」と言うようになり、お店のメニューも「生グソ」になりました。
ネーミングはさておき、さすが行列するだけあり味は絶品。生の果汁をシロップに使い、さらに生の果肉をゴロゴロとふんだんに入れてあるかき氷は、生グレープフルーツジュースを飲んでいるかのようなフレッシュな味わい。さらにソフトクリームを混ぜて食べると甘さが加わり、グレープフルーツシェイクのような味に変化します。
そのほか、レモン、巨峰、イチゴ、メロン、パイナップル、バナナなど、生のフルーツを使ったかき氷メニューが盛りだくさん。
生グソの次におススメなのが8月下旬ころから出回る「ネクタリン」。桃の甘さと果肉を存分に味わえる贅沢なかき氷です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る生のフルーツをふんだんに使ったかき氷が有名ですが、あずきミルクや宇治金時、抹茶白玉など和風なかき氷メニューもおススメ。
広栄堂はもともとは和菓子屋さんで、店主が一線を退いてからは和菓子の提供はできなくなったものの夏のかき氷は続けたい!と息子さんが頑張って営業を続けられているそうです。その名残でほっこりと炊いた小豆は絶品!濃い抹茶蜜との相性も抜群です。
抹茶かき氷や宇治金時だけでもおいしいですが、おなかに余裕があれば白玉もぜひ注文してみてください。ゆでたてのモチモチ白玉は、氷で固くならないようにと別皿で持ってきてくれます。氷と小豆、そして白玉をスプーンにのせ、一気に食べると冷たさとほんわかと温かい白玉と小豆があわさって絶妙な味わい。
二人以上で行って、生フルーツかき氷と和風かき氷を2つ注文して食べるのがおススメです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る休日は、営業時間の10:00-18:00まで常に人でいっぱい。一番のねらい目は平日の午前中から昼間です。
午後3時半から閉店にかけては、近くに女子高があることから女子高生でいっぱいになります。こうなってくるとかき氷が出てくるまで30分なんてこともあるので、できるだけ午前中に行くようにしましょう。
学生が夏休みに入る7月下旬から8月いっぱいは平日でも混みます。理由は破格のプライス設定。一番安いもので240円、高くても570円と学生の懐にやさしいんです。先ほど紹介した生グソも、あのボリュームで500円!都会では考えられない安さですね。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る普通、行列ができている場所は外で、あいたら店員さんが中にいれてくれますが、広栄堂の場合は、奥のカウンターからずらっと行列ができています。店内に入っても冷房が効いてないので、待っている間は汗だくですが、かき氷を食べ始めるとス〜ッと体から熱がひいていくので、我慢して待ちましょう。かき氷をよりおいしく食べてもらいたいという思いから、冷房は入れてないのだそうです。
カウンターにたどりついたら、注文し、お金を払ったら指定された席に座ります。店内には30席ほど用意されていますが、人が多いときは相席は当たり前。また、かき氷の水がテーブルにこぼれていたら、カウンターにあるタオルで自分でふきましょう。家族全員でフル回転でかき氷を作っている事情を地元人は知っているからか、テーブルふきは暗黙のルールとなっています。
東北秋田といえでも、真夏は30度を超える夏日になることも。冷たいものがほしいなと思ったら、ぜひ新秋田名物「生グソ」を食べてみてください!
住所:秋田県秋田市南通みその町6-21
電話番号:018-832-5736
営業時間:10:00〜18:00(夏季のみ営業)
アクセス:JR秋田駅からタクシーで5分
2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
浮き草 ゆきんこ
浮き草のごとくあっちこっちふ〜らふ〜らと旅するライターです。ニュージーランドで添乗員として働いていたとき、世界中を旅するバックパッカーたちに遭遇!突然、バックパッカーに憧れ、世界半周旅行へ。一人でふら…
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