山梨県北杜市小淵沢町は、大河ドラマでも度々乗馬指導として町の名が上がる乗馬の町です。会場となる山梨県馬術競技場周辺にはいくつもの牧場があり乗馬体験をすることが出来ます。
そんな町で行われるのが八ヶ岳ホースショーです。全国でもトップクラスの技術を持つ人達が集まって、それぞれの馬芸を披露します。しかもただ披露するだけでなくスポットライトやＢＧＭをうまく使って演出されているので、まさに馬のエンターテイメントショーと言っていい程の内容になっています。
一口に馬術と言っても色々種類があり、皆さんご存知かと思われる流鏑馬はもちろん、スピードを付けて障害物を越えて走るベーシックジャンピングライディングショー、馬をいかに正確かつ美しく運動させることができるかを競うドレッサージュ、手綱を片手で操るウェスタンライディング、音楽に合わせて陣形を組む団体演目ミュージックライディングなど、見ていて全然飽きずあっという間に時が経ってしまいます。ショーの最後には花火も上がります。
以下ではそれぞれの内容について紹介します。
上の写真は流鏑馬の様子です。
日本古来からいる木曽馬にまたがって前方向に射たり、後ろ方向に射たり、波状攻撃したりとカッコイイ姿を披露します。２０１４年は、とある国の話で行われた武芸大会というストーリー仕立ての内容になっていて、ただ芸を披露するだけでなく見ている人が楽しめるように工夫されていました。
ウェスタンライディングは、手綱を片手・もしくは両手を放して馬を操る馬術です。急発進、急停止、高速回転など、アクションが激しいので見ている方も興奮してきます。写真は両手を離して高速スピンをしている最中です。
ミュージックライディングは、音楽に合わせて陣形を組む団体演目です。甲冑で身をまとった騎馬武者はまさに戦国時代にタイムスリップしたかのような出で立ちです。一糸乱れぬ並列行軍や、風車、円陣、両手に分かれて交互に交差して走りぬけなどまさに大圧巻の一言につきます。写真は円陣の様子です。
これまでの内容でも見応え充分なのですが、その馬術披露のトリを務めるのがファイヤージャンピングショー、つまり馬の火の輪くぐりです。野生の馬では絶対にしない調教した馬ならではの演目です。また、こんなに小さな火の輪をくぐるのもこの八ヶ岳ホースショーでしか見られません。
メインのホースショーの他には、ご当地ヒーローショー（甲州戦記サクライザー、山梨ではかなり有名）やよさこいの演舞等でステージを盛り上げます。会場には模擬店も立ち並びます。また、観客席にはイスがないので、シートを持って行くと場所確保にもなり便利です。ちなみにこれだけの内容をやって観覧無料という良心的すぎるイベントとなっています。
最後はワタクシ、ウェブ山梨案内人としてこのスポットの山梨の中での総合評価をお伝えします。
夏、山梨で行われるイベントの中でも特にオススメのイベントです。ポイントとしては、他ではなかなか見られないイベントというのと、エンターテイメント性が高く見ていて飽きないというところです。花火もおまけ程度ではなくガッツリ上がるのでイベントを最後まで楽しめます。
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(2024/4/19更新)
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