写真:やま かづ
地図を見る桃園国際空港の北側滑走路に面しているのが「奇跡カフェ」です。中国語では「奇跡珈琲廳(チージー・カーフェイティン)」ですが、その読みから飛行場を連想させる「奇跡珈飛場(チージー・カーフェイチャン)」が正式な店名となっています。
このカフェのある場所は、昔、航空機事故があったにもかかわらず奇跡的に生還した人がいたことから、オーナーがカフェに改装し、「奇跡カフェ」として営業を開始したと言われています。しかし、今となってはその詳しいことは不明です。
「奇跡カフェ」は昔、管制塔を有した空港ビルであったであろう4階建て建物の3階にあります。ちなみに、1階は自動車修理工場、2階は倉庫として利用されていますが、気になる最上階の展望部分には立ち入りできませんのであしからず。
住所:桃園市大園区后厝村国際路二段748号
写真:やま かづ
地図を見る建物の3階フロア部分が全て「奇跡カフェ」として利用されていますが、思った以上に広い!室内のホール部分には50席以上、別室のパーティルームっぽいところにも20席程度あります。そして、オープンエアのテラスにはさらに50人以上が十分にくつろげるテーブルやチェアが並べられています。
また、店内にはおしゃれなBGMが流れており、モダンなバーカウンターの奥ではスタッフがきびきびと注文をこなしています。
しかし、見渡してみると、壁際のソファ、飾り棚からはかなりのレトロ感が漂ってきます。このモダンとレトロが奇跡的なバランスで混在しているのが「奇跡カフェ」の不思議な魅力となっています。
写真:やま かづ
地図を見る「奇跡カフェ」では入店に際して、1人80元(約320円)の最低オーダー制をとっています。一日中飛行機を眺めることができる展望テラスへの入場料だと思えば安いものですが、実は、このカフェの値段設定が興味深いんです。
最低消費をクリアする80元はコーヒーで、そのほかのメニューは食事も含めて100元から120元ぐらいです。それなら、台湾料理の黒胡椒牛肉(黒コショウの牛肉炒め/写真)や蠔油猪柳(豚肉のオイスター炒め)を注文するのがお勧めです。
ここの「カフェめし」、まんざらでもありません!
写真:やま かづ
地図を見るこの「奇跡カフェ」は当然、飛行機マニアにとって絶好の撮影ポイントではありますが、そのほか、人を引きつけるゆったりとした時の流れがあるカフェでもあります。
ここでは、飛行機を眺めながら気のきいた仲間と話に花を咲かせたり、家族連れでわいわい言いながら飛行機をバックに記念撮影をしたりと、それぞれの時間を楽しんでいます。
祝日、それもちょっと陽射しが弱くなる夕刻にもなると、航空機の離着陸のピーク時間と重なって、カフェテラスはほぼ埋まってしまうこともあるようです。
写真:やま かづ
地図を見る「奇跡カフェ」のオープンエアのテラスは桃園国際空港の北滑走路に面しており、正面に見えるのは第2ターミナルで、日本でもおなじみの航空会社、全日空、日本航空、チャイナエアライン、エバー航空などが駐機しています。
桃園国際空港に隣接している「奇跡カフェ」。地元の人にも観光客にとっても超穴場スポットとなっています。それは公共交通機関が限られているため、実質的には自動車じゃないとアクセスが難しいためです。
自動車がない観光客は桃園国際空港からのタクシー利用が時間のロスがなくて効率的ですが、運賃は片道200元(約800円)程度かかりますので念のため。
ちなみに、MRTと公共バスを乗り継いで行く方法もあります。時間のある方、公共交通機関での移動自体を楽しみたい方は次のとおりです。
桃園国際空港からMRTにて大園駅下車、公共バスの桃園客運#5085で下披堵下車、徒歩5分。
運行本数に限りがありますので、事前に「メモ」で時刻表を確認してください。
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(2023/12/1更新)
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