写真:古都の U助
地図を見る夏の花の代表選手、蓮の花は早朝開花して昼過ぎには閉じるという性質があります。
また、蓮は泥(世俗)の中からでも美しい花(悟り)を咲かせ、花が咲くと同時に実がなる為、因果を表し、仏様とは深い関わりのある植物とされています。
京都駅からも比較的近く、開門時間が早朝5時(お庭や金堂、講堂などの有料拝観は8時半より)からという「東寺」は、蓮見にもってこいの寺院です。
しかも東寺の蓮の花が咲く場所は、東門から入ってすぐの無料のエリア。
夜行で京都駅に着いてすぐに向かっても大丈夫ですし、早起きして蓮を見て拝観時間を待ち、庭園の木陰を散策したりお堂の中をお参りしたりするのは、夏の京都観光にぴったりのコースです。
写真:古都の U助
地図を見る東寺の境内には、素晴らしい建物が多くあります。やはり必見は国宝の五重塔で、夏は蓮の花とともに眺める事ができます。
通常内部には入れませんが、高さ約55メートルのこの五重塔は、東寺のみならず京都のシンボルとも言われています。
五重塔の周辺は春は桜、秋は紅葉が彩りますが、夏は蓮の他にも柳や松の緑、百日紅の花も咲き、大変美しいです。
写真:古都の U助
地図を見る五重塔以外にも圧巻の建物が建ち並ぶ東寺の境内。
特に金堂と講堂は、内部に入りお参りできるので、夏の日差しを避けられる点もありがたいです。
平安遷都とともに建立された東寺の本堂にあたるのがこの「金堂」ですが、文明18(1486年)に焼失してしまい、現在のものは豊臣秀頼の寄進により再建されたものです。
ご本尊は薬壺を持たない古い様式の薬師如来、脇侍には日光菩薩、月光菩薩が控えます。
写真:古都の U助
地図を見る現在の講堂は室町時代の延徳3年(1491年)に再建されたもので、重要文化財の指定を受けています。
文明18(1486年)に金堂と共に焼失しましたが、わずか5年ほどでいち早く再建された建物です。
内部には大日如来を中心に合計21尊の仏像が安置され、一般には立体曼荼羅とも呼ばれる羯摩曼陀羅(かつままんだら)により密教の世界が表現され、圧巻の一言。
東寺には他に大日堂や食堂などの伽藍郡があり、夏はうっそうとした大木、古木の緑にに囲まれています。
写真:古都の U助
地図を見る東寺の金堂や講堂、五重塔の周辺には美しい池泉回遊式庭園が広がっています。
四季折々の花が咲き、夏は木陰も多く散策にはもってこいです。
春には美しい花を咲かせる枝垂れ桜の不二桜(写真左側の大木)も、夏には深い緑色の葉が茂り存在感たっぷりです。
7月は祇園祭、8月は五山の送り火とドップリ「日本の夏」にひたることが出来る京都の町。
近年夕方以降のイベントもずいぶん増えてきています。
昼間は若干余裕を持たせ、朝と夜にガッツリ観光する、というプランもぜひ検討してみて下さいね。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/28更新)
- 広告 -