写真:木内 つばめ
地図を見る香港に行ったことのある人なら興奮してしまうのが、この菠蘿包(ポーローパウ)!パイナップルパンという名でも知られる、香港でよく見かける甘めのこのパンは茶餐廳の定番メニューです。
パンのみのプレーンで食べることもできますが、ここはぜひ厚切りのバターを挟んだバージョンを食べてみてください。温かくて甘いパンと、冷たくて塩っ気のあるバター。この相反するハーモニーがなかなかクセになるおいしさなのです。
他の種類のパンを代用するのではなく、日本ではなかなかお目にかかれない菠蘿包をちゃんと用意しているというのがかなりの驚きです。
写真:木内 つばめ
地図を見る香港のガイドブックで必ず登場する常連のスイーツ、エッグタルト(蛋撻)もあります。
香港に行くとパイ生地を使った「マカオ式」とタルト生地を使った「香港式」の2種類のエッグタルトを見ますが、こちらでは香港式のエッグタルトが食べられます。
サクサクのタルト生地にプルンと弾むツヤツヤのカスタード。日本でもエッグタルト専門店があったり、パン屋さんでエッグタルトを置いているところもありますが、ここのエッグタルトは余計な手を加えすぎていない、素朴な味。凝った焼き菓子が多い日本では、このシンプルなエッグタルトの味が逆に映えることを実感します。
写真:木内 つばめ
地図を見る一瞬、厚揚げのように見えますがこちらは香港スタイルのフレンチトースト(西多士)。外側全体を揚げたようにカリっと仕上げ、しっとりとした中にはジャム等をサンドする、日本のカフェや家庭で作るものとはだいぶ違う見た目と食感です。
よりいっそうアジアの香りを感じたい方は「カヤジャム」を挟んだものをオーダーしてみてください。カヤジャムとはココナッツミルクと卵と砂糖でできたもの。まろやかな甘さで、はちみつをかけなくてもフレンチトーストのおいしさを十分引き立ててくれます。
写真:木内 つばめ
地図を見るドリンクメニューも期待に応えるラインナップが揃ってます。
まずは鴛鴦茶(インヤンティー/写真奥)。これは紅茶とコーヒーを半分ずつ混ぜ、さらにコンデンスミルクや練乳等を加えた香港独特の飲み物・・・と聞いて飲まず嫌いにならないでください!ハマる人が結構いるんです。もっとディープな香港に近づきたい方はぜひここから歩み寄るのもいいかもしれません。
どうしても鴛鴦茶を飲む勇気がちょっと出ないという方は、レモンたっぷりのレモンティー(写真手前)はいかがでしょう?香港のレモンティーは尋常ではない量のレモンスライスが入っております。もちろんこちらのお店でも、レモンがグラスにひしめき合うほどに。これを長めの先割れスプーンでドスドス潰して飲みます。レモンをかなり感じる、甘い焼き菓子系の口直しには爽やかなドリンクです。
写真:木内 つばめ
地図を見る香港の旅情を懐かしむにはぴったりな場所であることはもちろん、香港にこれから行くという方のテンションを上げるにも打ってつけのお店です。テーブルには一部のメニューについて「へぇ〜」と新しく知るような丁寧な説明があるため、旅立つ前に予備知識をつけるには恰好の場所。現地での茶餐廳めぐりがもっと楽しくなる材料となることでしょう。
ランチタイムにはごはんもの、そして香港で大人気の出前一丁の麺を使った食事なども食べられますし、エッグタルトなどはテイクアウトもできます。
この香港贊記茶餐廳の近くに、タピオカミルクティーで有名な台湾のカフェ「春水堂」もあります。2つのお店を網羅すると「台北立ち寄り・香港ツアー」のような、あるあるツアーの縮小版を東京で体験した気分にもなれます。
ぜひ香港ファンや旅行好きのお友達と飯田橋で海外グルメツアーを企画してみてはいかがでしょう。盛り上がると、本気で海外旅行の計画につながっちゃうかもしれません?!
香港贊記茶餐廳
・住所 東京都千代田区飯田橋3-4-1
(東西線:飯田橋駅から徒歩約2分)
・営業時間 11:30〜19:00
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/16更新)
- 広告 -