写真:小林 理沙
地図を見る地下鉄コロン駅を出るとコロンブス像があります。その左手は、『ドン・キホーテ』の著者セルバンテスをはじめとするスペインの文豪の像が入り口に並び立つ国立図書館が。公立図書館の向かい側の道路にある建物が、今回ご紹介する「プラテア(Platea)」です。
かつて「カルロス三世」という名前の映画館だった建物を改装してグルメビルに生まれ変わり、2014年にオープンしました。入り口にもおしゃれなカフェがありますが、ビルに入ると広々とした空間が待っています。
1階はパルコ(EL PALCO)と名付けられた、カクテルが楽しめる場所。ホテルのラウンジバーのような作りになっています。時間帯によっては音楽の生演奏もあり、ムードを盛り上げてくれます。地下1階のフードコートのような作りのパティオ(PATIO)から、2階のミシュランの二つ星レストランがあるアリーバ(ARRIBA)まで吹き抜けになっており、ゆったりとした気分に浸ることができます。慌ただしい日常を一瞬にして忘れさせてくれる、魔法の空間です。
写真:小林 理沙
地図を見る星付きレストランが出店していますが、価格は庶民的なものもあります。
例えば、1階で売られているどんぐりだけを食べて育つ黒豚・高級なイベリコ豚の生ハムを使った小さいバゲットサンドイッチは1〜2ユーロと、質を考慮すると安いぐらいですから、味見感覚で手軽に食べられますね!
食べ物を売る店では特別の飲み物以外の飲み物の販売はなく、飲み物を売る店に行って注文します。ビル内のテーブル席のどこに腰掛けても構いません。異なるデザインの素敵なイスやテーブルが置かれていますから、お気に入りの席を見つけてくつろいでください。
写真:小林 理沙
地図を見る地下には、選りすぐりのワインやオリーブオイルなどのグルメ食品を取り扱うお店や、カフェ、バル、スペイン料理の他、アジア、南米の料理店やケーキ屋さんがテーブル席をぐるりと囲んでいます。どれを選んでもハズレなしのラインアップですが、近年注目を浴びているペルー料理店「キヌア (KINUA)」もオススメです。
ペルーはスペインの植民地でしたが、日系人もブラジルに次いで多い日本とも関連が深い国です。その割には、知られざる国ですから、「食」を通してペルーの文化に触れてみませんか。「キヌア 」では7€のサンドイッチや、セットメニューなら15€で前菜とメインの2品を楽しめます。穀物類や柑橘類を使ったヘルシーでフレッシュな味わいを是非味わってください。
写真:小林 理沙
地図を見る「プラテア」に出店しているお店のシェフは、レストランを他の場所に持っているため、普段「プラテア」にはいません。しかしながら、運が良ければ「プラテア」の自分の店に顔を出しているシェフが、直に作る料理を食べられることもあります。
写真は「キヌア」のペルー人のイケメンシェフ「キコ・セバージョス(Kiko Zeballos)」が、ペルーのカクテル「ピスコ・サワー(Piscos sour)」を作る様子です。ピスコというアルコールを使って作られます。「キヌア」ではペルー産ピスコを販売していますから、気に入ったら購入してご自宅でも楽しめますね。ちなみにシェフは通常はペルー料理レストラン「ビルー(Virú)」で腕を振るっています。気さくで男気溢れる素敵なシェフです。
写真:小林 理沙
地図を見るお店の名前にもなっているキヌア(Quinua)はペルー原産の栄養価の高いシリアルです。左から順に黒キヌア、白キヌア、赤キヌアが売られています。自然食品や健康食品を扱うお店で見かけるキヌアですが白キヌア以外は入手が難しいので、レストランで買うのもいいですね。3つ目の写真の左上のサラダはキヌアが主役です。つぶつぶした食感が特徴です。
スペインの食事時間帯は、他の国より2時間ほど遅いため観光客を相手に考えていないレストランは午前中はしまっている場合が多いのですが、「プラテア」はお昼12時から開いていますし、お店によっては9時から開いています。夜も遅くまで開いていますから、観光の合間を縫って是非行ってみてください!特別ドレスコードもありませんが、少しおしゃれして出掛けたいところです。
【営業時間】
日曜日-水曜日 12:00-00:30
木曜日-土曜日 12:00-02:30
祝日の前日 12:00-02:30
【ゴールド・グルメと菓子屋ママ・フランボワーズの営業時間】
月曜日-土曜日 09:00-21:00
日曜日 10:00-21:00
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/1/16更新)
- 広告 -