写真:結月 ここあ
地図を見る「函館元町」は、函館港を望む坂の上にあります。
冬は、ライトアップの美しい二十間坂を上ると、洋風建築の多い中に異彩を放つ東本願寺函館別院が見えてきます。
そこからすぐの所に、「カトリック元町教会」があります。
赤い屋根と塔屋の風見鶏が印象的な建物ですが、内部が凄いんです。
度重なる火災のお見舞いに、ローマ法王ベネディクト15世から贈られた豪華な祭壇を見ることができます。ローマ法王から贈られた祭壇は、日本で唯一の物。
また聖堂裏手には、高さ1.5mの聖母マリア像をまつる「ルルドの洞窟」もあります。
撮影は不可ですが、内部の見学はできますので、下記MEMOよりお調べの上お越しください。
写真:結月 ここあ
地図を見るアイヌ語で、おじいさんのように腰を曲げないと登れないという意味の坂道「チャチャ登り」を左手に見ながら進むと、ロシア風ビザンチン様式の美しい「函館ハリストス正教会」が見えてきます。
正教会とは、カトリックでもプロテスタントでもなく、ハリストス(キリスト)に始まる、初代教会の信仰を正しくそのまま継承してきた、唯一の教会です。
塔屋を眺めてみると、環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれた鐘楼の鐘と、日本では珍しい「八端十字」(はったんじゅうじ)を確認することができます。これはロシアンクロスで、キリストが処刑される時に、ゴルゴダの丘に背負って行った十字架がこの八端十字架であったといわれています。
国の重要文化財にも指定されています。
こちらも見学可です。
写真:結月 ここあ
地図を見る函館は坂道の街ですが、その中でも一番有名なのがこの八幡坂(はちまんざか)です。
日経新聞の「観光で訪れたい坂の名所ベスト10」の中でも、京都の三年坂や、長崎のオランダ坂を抜いて、断トツ1位に輝く八幡坂。
この坂道は、真っすぐに函館湾へと伸びた270メートルの一本道であることから、真正面に函館港や船も見ることができます。
美しい景観から、CMやドラマでも登場しています。
写真:結月 ここあ
地図を見る建築意匠や技法の素晴らしさから国の重要文化財にも指定されている「旧函館区公会堂」は、ブルーグレーとイエローの左右対称のコロニアルスタイルの建物がひと際目を引きます。
アール・ヌーボー調の素晴らしい館内は、見学することができ、ハイカラ衣装館では、素敵なドレスのレンタルもありますよ。
2階のバルコニーからは、函館港は勿論のこと、天気がよければ駒ヶ岳まで見ることができる絶景スポットです。
こちらの記事は既に書いていますので、詳しくは下記MEMOの「美しい洋風建築の「旧函館区公会堂」素敵なドレスを着て明治時代へタイムスリップ!」をご覧くださいね。
写真:結月 ここあ
地図を見る「函館市旧イギリス領事館」は、函館が国際貿易港として開港した1859年から1934年に閉鎖されるまで、領事館として使用されていましたが、現在は開港記念館として一般公開をしています。
ペリーの黒船来航をきっかけに、日本で初の国際貿易港として開港するまでの歴史を学ぶことができる開港ミュージアムや、再現された領事執務室などの展示室も見学ができます。
裏手には、英国の雰囲気が溢れる庭園もあり、バラの季節が特に美しいようです。
見学の後は、素敵な ティールーム「ヴィクトリアンローズ」のアフタヌーンティーで一息つけば、優雅な気分になれますよ。
「函館元町」は、いかがでしたか。
美しい街並みと、歴史のある教会や建築物も見学したり、ティータイムをしても、約2時間ほどでこのコースを周ることができますよ。
また元町からは、展望台からの夜景が素晴らしい函館山のロープウェイ乗り場や、赤レンガ倉庫群のある人気のベイエリアも徒歩圏内なので、一日でいろいろな函館を楽しめます。
なお、教会については見学ができますが、礼拝時など行事によっては見学できないこともありますので、ご注意くださいね。
たとえ見学できなくとも、外観だけでも素晴らしいですよ。
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(2025/2/11更新)
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