写真:小林 理沙
地図を見るリエルガネス(Liérganes)には「カソーラ」と呼ばれるスペイン北部の典型的な石造りの大きな家々がよく見られます。バルコニーは花で彩られていてとてもきれいです!バルコニーだけでなく、街のいたるところに植物が見られ、住民が自然を大切にしていることを感じさせます。
また、スペインの街づくりは基本的に街で最も重要な教会を中心に、役所やスペイン人には欠かせないバルが立ち並び中心部を形成しているため、たいてい中心部が駅から離れています。
しかしながらリエルガネスは駅の近くが中心部のため、旅行客には歩きやすいところです!
写真:小林 理沙
地図を見るスペインはお酒好きにはたまらない国です。価格も安く、また朝から飲んでいる人も珍しくありません。
近年、スペインでは地ビールの生産量が増え、種類が豊富になりました。お店の人に「セルベサ ロカール (cerveza local)」と聞けば出してくれますから、スーパーでお土産用に買ったり、持ち帰って宿泊先で冷やして飲むのもいいと思います。もちろんバルに行くとよく冷えた地ビールを味わうことができます。
また、地元だけでなく、近郊の地ビールも販売されています。写真はサンタンデールからのアクセスがよいブルゴスの地ビールです。パイナップルの香りとライチ味が特徴のフルーティーなビールです。
バルではおつまみをサービスで出してくれるところもあります。写真は極小サイズのエンパナディーリャです。スナックのような生地の中にトマトやマグロなどの具が入っています。
スペインでは地中海側を除き、バルで飲み物を注文すると、サービスで一品つけてくれるところが多いんです。また、地中海側でもアンダルシアは、一品サービスがあります。お得感がありますね!
写真:小林 理沙
地図を見る山だけでなく川も流れ、美しい自然が楽しめるリエルガネスでは有名な山があります。正式名称はピーコス・デ・ブサンピロ(Los Picos de Busampiro)と言うのですが、地元では誰も正式名では呼ばず、通称名のテタス・デ・リエルガネス(Las tetas de Liérganes)と呼んでいる山です。通称名は、このほぼ同じ形状の山が二つ横並びしている様子を女性の胸のふくらみにたとえたものです。
その山の頂上まで登ってみませんか。
写真:小林 理沙
地図を見る湯治場は、広い敷地に芝生が植えられ、背の高い木がそびえ立ち木陰を作り、建物内部はシャンデリアが灯され、裕福な階層の人たちが湯治のため滞在していたかつての優雅な雰囲気を残しています。湯治ということで、気になる効能はストレス解消、リューマチ、禁煙などが挙げられています。また、レストランと宿泊施設が隣接していますから、数日ゆったりとした滞在を楽しみたい方にも最適です。
写真:小林 理沙
地図を見る湯治場は、レストランの利用のみも可能です。牛肉のカツはカンタブリア地方の名物料理ですし、海も近いためシーフードもおいしいんです。写真上はカチョポ・デ・テルネラ(cachopo de ternera)で、牛カツです。左はイワシの素揚げ、右はヘダイのソテーです。お昼のコースは飲み物、前菜とメインの2皿、たっぷりのデザート付きで17ユーロ。コースのみでなく、小皿料理ピンチョスも注文できます。
リエルガネスはサンタデールからアクセスがよく、サンタンデールからの日帰り旅行にぴったりのところです。スペイン北部カンタブリア州の美しい村を訪れたい方は見逃さないでください!現在においては希少な全く観光地化していない村ですから、自然な状態の村が見られます。
スペインの風土は乾燥した大地に、木もまだらな山が多いのですが、スペイン北部は多雨で緑あふれる地方です。リエルガネスは澄み切った空気を吸いながら、落ち着いた街をのんびりと散策していただきたい、そんな土地です。
地元カンタブリア州の住民も秘密にしておきたいほど美しい村、リエルガネスに是非足をお運びください!
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/12/6更新)
- 広告 -