写真:月宮 うさ
地図を見る「マングローブ」とは、亜熱帯・熱帯地方の河口などで見ることができる塩性湿地帯に広がる森林のこと。タコの足のような根を地上で見せてくれるヒルギ科の植物達もその1種です。
川らしい川が無い、沖縄県・宮古島にもそんな植物達を観察できる場所が2ヶ所あります。
まず最初にご紹介するのは「島尻マングローブ林」。
ここは約1km続く大きな入り江に広がるマングローブ林で、宮古島だけではなく宮古列島(宮古諸島)で一番大きな規模を誇っています。また、宮古に分布する全てのマングローブを観察することができる貴重な場所。河川の無い島で森林を形成するその光景は植物地理学研究においても重要な場所と言われています。
アクセスは宮古空港から車で約20分。県道230号線から島尻集落方面に入った海沿いにあります。駐車場も完備していますのでレンタカーでも安心です。
写真:月宮 うさ
地図を見る「島尻マングローブ林」には、2009年に完成したキレイで歩きやすい遊歩道がありますので、是非とも時間を取って歩いてみましょう!写真は「島尻橋(スマジィーバシ)」。旅の記念撮影の舞台にもぴったりなこの橋の上からは、"海の森"と呼ばれる美しいマングローブ林を見渡すことができます。
写真:月宮 うさ
地図を見るマングローブ林では、海の森に暮らす様々な生物達にも出会うことができます。
潮が引いたときには種類豊富なカニさん達が小さな穴から姿を見せてくれたり、水辺では野鳥が羽根を休めていたり…。双眼鏡片手に観察すると、小さくても遠くてもよく見えるので楽しいですよ♪旅のお供をするアイテムに加えてみませんか?
写真:月宮 うさ
地図を見るここからは先は、宮古島・川満漁港近く国道390号線のすぐ側に広がる「川満マングローブ林」をご紹介。こちらも駐車場完備ですので、レンタカーで気軽に訪れることが可能です。
ここの一番の特徴はパワースポットであることを強く感じること。
マングローブ林に湧く「命の水ウプカー(大川)」の湧水は、長い干ばつ時にも枯れることの無い神秘の泉。昭和30年ごろまで川満集落に暮らす人々の生活を支え・宮古島を歩く人々の給水の場として使われていました。
湧水が湧く清流域には淡水を好む生物が多く暮らしており、塩性湿地帯に育つマングローブとの不思議な生態系をつくりだしています。
そのため、島尻マングローブ林とは異なる雰囲気を感じるとることができるでしょう。
写真:月宮 うさ
地図を見る「川満マングローブ林」は15分くらいで散策できるこじんまりとしたマングローブ林。しかし、森を見渡せる展望デッキや屋根付きの休憩所があり、ひとやすみするのにぴったりな場所。神秘的なパワーを感じる不思議な森の中でゆっくりと旅の休憩はいかがですか?
宮古島観光と言えば美しい青い海!…もちろんそれはとてもとても絶景です。
しかし、他にも美しい風景がたくさんあります。その中の1つ「マングローブ林」を訪ねてみませんか?神秘的な力を感じる不思議な世界を見ることができますよ。
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この記事を書いたナビゲーター
月宮 うさ
花と自然と四季の風景が好きな道産子。趣味は旅行と散歩と食べること。旅のスタイルは歩く!をモットーにあちらこちらに出没中。皆さまの旅行の計画に少しでもお役に立てることを願いつつ、旅の途中で見つけた感動を…
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