平湯温泉をベースに乗鞍岳山頂を目指す軽登山 3000mからの絶景が気軽に見られます!

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平湯温泉をベースに乗鞍岳山頂を目指す軽登山 3000mからの絶景が気軽に見られます!

平湯温泉をベースに乗鞍岳山頂を目指す軽登山 3000mからの絶景が気軽に見られます!

更新日:2014/02/24 18:22

常盤 兼成のプロフィール写真 常盤 兼成 学習塾経営・講師、フリーライター、旅行プランナー

日本には3000m級の山がたくさんありますが、岐阜・長野県境にある乗鞍岳剣ヶ峰は、わずか90分登るだけで山頂に立てる、お手軽登山が魅力の山です。日本一高いところを走る道路「乗鞍スカイライン」は乗用車の乗り入れができないため、岐阜県の平湯温泉からバスにて頂上の畳平に向かいます。畳平から90分歩けば、3026mの乗鞍岳剣ヶ峰の山頂に到着できるので、大変おすすめの登山コースです。

畳平でバスを降りて90分かけて乗鞍岳山頂剣ヶ峰を目指します!

畳平でバスを降りて90分かけて乗鞍岳山頂剣ヶ峰を目指します!

写真:常盤 兼成

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日本一高い場所を走る「乗鞍スカイライン」は、以前はマイカーで走ることができましたが、排気ガスなどの問題、駐車場の混雑の問題などから、マイカーが乗り入れできないようになりました。行楽シーズンには大渋滞が発生した「乗鞍スカイライン」の終点、畳平でバスを降りたら、すぐにでも登りたくなりますが、この畳平はすでに標高が2700mあります。高山病などを防ぐために、いきなり歩き始めるのではなく、標高に体を慣らす必要があります。大きく深呼吸をしながらストレッチを行って体をほぐすといいですよ。畳平には売店がありますので、簡単な食べ物や飲み物を調達することもできます。お手洗いを済ませて準備運動をしたら、早速、登山開始です!

しばらくは、写真にあるような整備された道を進みます。登山というよりはハイキングです。写真中央左にあるいちばん高いところが、3026mの乗鞍岳山頂です。

白く写っているのは雪渓です。この写真では、ほとんど雪渓がなくなり山肌が見えてしまっていますが、7月であればこの雪渓で夏スキーができるくらいたくさんの雪があります。

先ほどの畳平駐車場が見えますがまだ3分の1しか登っていません

先ほどの畳平駐車場が見えますがまだ3分の1しか登っていません

写真:常盤 兼成

しばらくすると畳平が見えてきます。マイカー規制をしているので、以前は大混雑した駐車場も、閑散として見えてしまいます。このように上から畳平を見ると、結構登ってきたと思うかもしれませんが、まだここは歩き始めて30分ほどの位置です。

登山道は富士山のように大渋滞になることはありませんが、上りと下りが同じ道ですので、譲り合って進みましょう。すれちがう人とあいさつを交わしたり、下山する人からアドバイスをもらったりするのも楽しいですよ。登っている間は、適度に休憩をして水分補給をしましょう。わずか90分の登山でも、標高が大変高いですので、ハイペースで登ってはいけません。これだけの美しい景色が広がっているわけですから、足を止めて景色をゆっくり見るくらいのペースがベストです。

長野県側からのアクセスロード「乗鞍エコーライン」のつづら折り

長野県側からのアクセスロード「乗鞍エコーライン」のつづら折り

写真:常盤 兼成

乗鞍岳は岐阜県と長野県の県境にあり、山頂の畳平へのアクセスは両県から2つのルートがあります。岐阜県側からは「乗鞍スカイライン」が、そして長野県側からは「乗鞍エコーライン」が畳平まで伸びています。こちらの写真には「乗鞍エコーライン」のつづら折りが見えますが、こんな高所に道路をよく開通させたなと感心してしまいます。

遠くに見える山々も美しいのですが、わずかに小さな雲海が見られます。そのときの天候によって雲海の出方が異なりますが、このようにわずかでも見られればラッキーです。私が以前、日の出前から登山したときには、山頂から一面の雲海が見られとても感動しました。どんな景色が見られるかは運任せですが、このような標高の高い場所には、頻繁に来られるわけではないので、登山をする日は晴天であることを願うばかりです。

やりました!3026メートルの乗鞍岳剣ヶ峰山頂です☆

やりました!3026メートルの乗鞍岳剣ヶ峰山頂です☆

写真:常盤 兼成

休憩をしながらゆっくり登ってきましたが、山頂までの最後の上りは特に勾配がきつく、慎重にゆっくりと進まなければいけません。石などを下に蹴り落とさないように気を付けながら山頂を見ると、小屋が建っているのが見えます。小屋が見えたらあと少しです。山頂小屋の裏にまわると、感動的な360度のパノラマが広がる乗鞍岳剣ヶ峰山頂に到達です。

なんという美しさでしょう!3026mの高さから見る風景に疲れも一瞬で吹き飛びます。「剣ヶ峰三〇二六米」の表示を見ると、あらためて自分が乗鞍岳の山頂に立っていることを実感できます。

写真の遠方に見える山は、長野県にある独立峰「御嶽山」です。「御嶽山」のほうが少し標高が高く3067mあります。今登っている乗鞍岳は北アルプスの山々の一部ですので、まわりに高い山がたくさんあるのですが、「御嶽山」は独立峰ですので、とても雄大で力強く見えます。チャンスがあったら「御嶽山」にも登ってみたくなってしまいます。山頂に立つと達成感と興奮から、もう次の山のことを考えてしまいがちになりますが、今はゆっくりと乗鞍岳山頂からの景色を堪能しましょう。ただし大変風が強いですので、山頂での休憩は体温低下に注意してください。

平湯温泉名物 はんたい玉子をいただきます☆

平湯温泉名物 はんたい玉子をいただきます☆

写真:常盤 兼成

乗鞍岳の登山が終わったら、畳平から再びバスに乗り「乗鞍スカイライン」を下りていきます。どんどん標高が下がっていきますので、気圧の変化や、耳の違和感が出てきます。バス内で飲み物を飲むなどして対応してくださいね。

終点の平湯温泉バスターミナルに着いたら、冷えた体を温めてはどうでしょう。バスターミナルの3階には、露天風呂付きのパノラマ大浴場があります。奥飛騨温泉郷の中心地、平湯温泉にあるこのパノラマ大浴場は、日帰り施設でありながら源泉100%かけ流しの温泉です。露天風呂からも山々の美しい景色が見られ、とてもリラックスできます。また、お時間があまりない方は、バスターミナル近くに「足湯」もあります。足だけでも温泉に浸かって、奥飛騨温泉のお湯を味わってみるのもいいですね。

平湯温泉では忘れてはいけない名物があります。「はんたい玉子」という温泉卵です。この「はんたい玉子」は、外側の白身が半熟で、中の黄身が硬いのです。普通の温泉卵は中の黄身も半熟ですが、この「はんたい玉子」は外側の白身部分だけが半熟なのです。不思議な温泉卵ですが、殻を割ったらすぐ白身が出てきてしまいますので、食べ方にコツがいります。上部を割って白身部分を吸うようにいただきます。そして徐々に殻を割っていくようにします。白身を吸うといっても相当の熱さですので、少し冷ましてからがいいですよ。わずかに塩味がしますので、そのまま食べられます。お土産に買われる方もいますが、割れないように注意してくださいね。

90分のお手軽登山で3000m級の山の山頂に立つことができ、下山したらすぐに温泉に入れるなんて、全国探してもなかなかありません。絶景のパノラマと温泉を満喫しに、天気のいい日をねらってお出かけください。

●平湯バスターミナル天然温泉「スカイガーデン」
 大人600円 子ども300円
 フェイスタオル・バスタオル各200円

●平湯温泉つるや商店
 はんたい玉子 1個50円

掲載内容は執筆時点のものです。

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