更新日:2013/05/17 17:33
写真:下川 尚子
地図を見る本州最後のパーキングエリア、それが壇之浦PA。
自慢はこの眺望!間近から見上げるように眺める関門橋はとてもダイナミックで爽快です。
関門海峡は大型船舶も航行する重要航路とされています。眺めていると、確かに大きな船が行き来する様は迫力があります。
壇ノ浦というと、平家が滅亡した「壇ノ浦の戦い」や、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島が近かったりと、歴史の舞台には事欠きません。本来なら、高速を下りて歴史散策をしてみると面白いのですが、そうもいかない方は、ここから往時に思いを巡らせてみてはいかがでしょう。
ドライブの休憩スポットとしては、サービスエリアを積極的に利用される方が多いと思います。PAというとちょっと地味な印象があるかもしれませんが、壇之浦PAはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
写真:下川 尚子
地図を見るPAといえども、施設は充実。
レストランや展望広場、そして素泊まりのホテル「ファミリーロッジ旅籠屋」まであります。
この建物、一階はお土産の売り場とスナックコーナー、二階は展望レストラン、そして屋上は展望台になっています。
展望レストランは窓が広く取られており、関門海峡の景色を眺めながら、ご当地メニューを楽しむことができます。
ご当地メニューとしては、下関名物の「ふく」(山口県ではふぐのことをこう呼びます)を使った丼やふく雑炊、そして瓦そばがオススメ。
ふぐの唐揚げや湯引きをぜいたくに使った「開運招福丼」は、2011年にNEXCO西日本「ご当地丼ぶり王決定戦」でグランプリに輝いたそうですよ。950円でコストパフォーマンスも上々です。
そして、瓦そばは茶そばと具を焼いたものをダシにつけて食べる郷土料理(本来は、熱した瓦の上で焼きます)。これ、ついついハマってしまう味わいです。ぜひ!
写真:下川 尚子
地図を見るPA施設のすぐ隣には、広々とした展望広場があります。
海に広く面して作られており、爽快。
展望広場からは、関門海峡とそこにかかる関門橋、対岸の門司港の景色を一望できます。
写真は、広場に置かれている関門橋に使われている主ケーブルの見本。直径は67センチ。多くの細いケーブルで一本の主ケーブルを作っていることがわかります。
広場にはそのほか、観光マップなどが設置されています。
また、夜にはライトアップされた関門橋と、対岸の門司港の遠景がまたキレイなのだとか。
夜の景色も、一度見てみたいものですね。
写真:下川 尚子
地図を見る壇之浦PAは、「下り線」のPA。では上り線は・・・?というと、それが「めかりPA」です。
めかりPAは九州側に位置し、ちょうど壇之浦PAの対岸。
壇之浦PAの「ほぼ橋の下?!」というくらいの近さには及びませんが、こちらにも展望広場が設けられており、関門橋と対岸の下関の景色が一望できます。
九州から本州に渡るときには、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、立地としては門司港ICから近いですが、道路の構造上、門司港ICから入る場合はめかりPAに立ち寄ることはできません。お気を付けくださいね。
写真:下川 尚子
地図を見る関門海峡の、本州側と九州側。
近いのに、それだけでパーキングエリアで楽しめるグルメは異なります。
壇之浦PAは、ふぐや瓦そばなど山口県の名物が多く揃います。たとえば、スナックコーナーではふぐを使った「ふくバーガー」が買えますが、めかりパーキングエリアは、さすが九州。売っていたのは「佐世保バーガー」でした!
佐世保バーガーといえば、長崎県佐世保市の名物。めかりPAで購入した佐世保バーガーはサイズが大きく、ベーコンと卵が入っていてとてもボリューミーでした!大きいだけでなくジューシーで、なかなか満足☆
ご当地グルメを楽しむのも、PAやSAの醍醐味。めかりPAでは、関門海峡付近名物のふぐやうにに加えて、「九州名物」もぜひ楽しんでください。門司港名物の「焼きカレー」なども人気だそうですよ。
関門橋を挟むふたつのPAをご紹介しましたが、いかがでしたか?
長距離ドライブをするときには、休憩と兼ねて、ぜひPA、SAめぐりを楽しんでみてください。移動の道中も、きっと素敵な思い出になるはずです!
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この記事を書いたナビゲーター
下川 尚子
兵庫県出身。2013年より2年間群馬に住み、現在は横浜在住。趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。小さな夢は、家族で北海道スノーボードに行くこと。そして、老後の目標は、四国八十八か所踏破です。夫が転勤族のた…
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