670年の伝統と天皇献上!岡崎の八丁味噌蔵は江戸時代の遺産

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670年の伝統と天皇献上!岡崎の八丁味噌蔵は江戸時代の遺産

670年の伝統と天皇献上!岡崎の八丁味噌蔵は江戸時代の遺産

更新日:2015/07/13 14:31

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

愛知県岡崎市は全国的に知られている八丁味噌のふるさと。日本で2つしかない伝統の八丁味噌蔵は、670年続く元祖の醸造元で天皇へ献上した歴史を持ちます。切磋琢磨しながら続けてきた2つの蔵の味覚の秘密はこだわりの天然醸造製法によるもの。そのどこにもまねできない芳しき江戸時代の味覚の遺産を今に伝えます。

元祖「まるや」でこだわりの八丁味噌の無添加天然醸造を堪能

元祖「まるや」でこだわりの八丁味噌の無添加天然醸造を堪能

写真:佐久田 隆司

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日本で本物の八丁味噌を醸造しているのは2社のみです。中でも八丁味噌の元祖「まるや」は創業延元2年(1337年)から徳川家康の兵食として珍重され、こだわりの天然無添加醸造を守る高品質な八丁味噌を造り続けています。歴史を感じさせる蔵にある6尺樽(直径2m)で二夏二冬もの間を熟成期間として醸造される八丁味噌はなんと1樽で8tも!大豆と塩のみで造り上げる風味は世界各国に輸出され日本の誇りとなっています。

※「まるや」の工場見学は無料 要予約

石積みと共に熟成を重ねる八丁味噌

石積みと共に熟成を重ねる八丁味噌

写真:佐久田 隆司

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うず高く樽に積まれた石積みは圧巻!長年使い続ける味噌樽からは芳しい香りが漂います。使われる石は近隣の矢作川から入手するもので、これを崩れないように積み上げる専門の石職人が存在するほどです。そして「まるや」では現代の味覚に合わせたブレンド八丁味噌も製品化しています。ここなら様々な八丁味噌を味見をして買い求められるので、本場の味覚をお土産にするのに最適です。

お隣の「カクキュー」は天皇献上の実力で全国展開

お隣の「カクキュー」は天皇献上の実力で全国展開

写真:佐久田 隆司

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岡崎市の八丁味噌蔵にはもう一つ「カクキュー」があります。ここは「まるや」と切磋琢磨しながら八丁味噌を全国に広めた功労者。近代的な設備の数々はお隣の「まるや」とは対照的です。「まるや」が元祖なら「カクキュー」は天皇献上品の名誉と実力をそなえた味噌蔵。独自のテイストを追求する姿は「八丁味噌の郷」として観光客に感銘を与えています。

※「カクキュー」の工場見学は要予約

八丁味噌は伝統の日本食を知るチャンス!

動画:佐久田 隆司

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八丁味噌は大豆と塩のみで醸造された豆味噌で、一般に販売される「赤だし味噌」は八丁味噌に米味噌をブレンドしたものです。だから本物の八丁味噌として販売されているのはこの2社だけになります。本物の八丁味噌は思っているほど塩辛くなく、その上に豆の香りとうまみが凝縮された独特のテイストが堪能できます。日本食が世界的に注目されている中、伝統ある本物の八丁味噌の味覚を知ることは貴重な体験です。

※動画には八丁味噌蔵見学の様子が収められています。

八丁味噌の名前は「徳川家康」ゆかりの岡崎城から由来

八丁味噌の名前は「徳川家康」ゆかりの岡崎城から由来

写真:佐久田 隆司

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愛知県岡崎市には徳川家康の生地「岡崎城」があります。明治6年の廃城令で無くなった天守閣も昭和34年に再建され、日本100名城として訪れる方の目を楽しませています。そもそも岡崎は明治の廃藩置県で岡崎県にされるほど三河では中心的な土地。
八丁味噌の名前の由来は、この岡崎城から西へ八丁(約870m)離れた八帖町(旧八帖村)にこの2つの味噌蔵があったことからきています。

日本の伝統食をじかに確かめる

いまや味噌は世界でも「Miso」で通用するほどになっています。しかし八丁味噌は一部地域の伝統食として知られる程度で、本物を味わう機会も少ないもの。この機会に江戸時代から続く本物の味と香りの秘密を確かめてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/10 訪問

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