まるで明治時代の銀行!?東京・三菱一号館美術館「Cafe1894」

まるで明治時代の銀行!?東京・三菱一号館美術館「Cafe1894」

更新日:2015/07/10 11:20

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
東京駅からほど近いところにある「三菱一号館」は、美術館があることでも知られています。その中にあるカフェが素敵なのは、皆さまご存知ですか。「Cafe1894」は、明治時代にタイムスリップしたかのようなクラシカルな雰囲気なんですよ。明治時代の銀行の営業室を復元した店内と、そこで味わうオシャレなランチをご紹介しましょう。

三菱一号館とは…

三菱一号館とは…

写真:結月 ここあ

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三菱一号館は、1894(明治27)年に英国人建築家ジョサイア・コンドル氏によって設計されました。
ジョサイア・コンドル氏は、旧岩崎邸・旧古河邸・ニコライ堂などの設計でも知られていますね。
煉瓦造の建築物として日本初のオフィスビルでしたが、老朽化により昭和43年に解体。それから40年あまりの時を経て「三菱一号館美術館」として 当時のような様相で、平成22年春に丸の内に蘇りました。
高層ビル街の中、赤い煉瓦の建物はひときわ目を引きます。

銀行の営業室を模したカフェ

銀行の営業室を模したカフェ

写真:結月 ここあ

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「Café 1894」 は、この三菱一号館美術館内にあります。
店内に一歩足を踏み入れると、少し空気が変わります。ここは明治時代!?
この「Café1894」は、かつて銀行営業室として利用されていた場所に造られました。
1894(明治27)年の三菱一号館竣工当時の残された記録から、可能な限り忠実な復元をされた空間です。

復元される前の銀行の写真と見比べても、当時のまま。
照明の下には、その当時と同じように銀行の窓口もあり、オシャレなインテリアになっています。

重厚感に満ちた店内

重厚感に満ちた店内

写真:結月 ここあ

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目線を上に向けると、柱の美しさ、天井の高さにも目を奪われます。
モダンな照明器具が店内を優しく照らすので、なおさらこの空間が広く見え重厚感が増すのでしょう。
細部まで計算された美しさです。
現在の銀行は無機質な店内が多いのですが、明治時代はこんなモダンな銀行もあったのですね。ある意味、今よりも贅沢な時代だったのかもしれません。

展覧会タイアップメニューもあるランチタイム

展覧会タイアップメニューもあるランチタイム

写真:結月 ここあ

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「Café 1894 」ならではのランチのご紹介をしましょう。

メニューは、以下の3種類。
☆Café 1894 ガーデンプレートランチ1580円
☆魚介を使った丸の内ナポリタン1480円
☆じっくり煮込んだハヤシライス1480円

写真は、Café 1894 ガーデンプレートランチで、サンドイッチやグラタン・サラダなどとハーブティーのセットです。
通常メニューの他に、三菱一号館美術館の展示に合わせた展覧会タイアップメニューもあります。どれも女性好みのオシャレなランチです。

「Café 1894」は、人気のカフェなのでランチならば11時の開店直後を狙うのがいいですよ。

美しいイングリッシュガーデン

美しいイングリッシュガーデン

写真:結月 ここあ

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食事の後は、「三菱一号館美術館」の展覧会を観賞するのもいいですし、「三菱一号館歴史資料館」では、三菱一号館の復元の経緯や丸の内の歴史を伝えるコーナーを無料で見学をすることもできます。

裏手には、こんなに素敵なイングリッシュガーデンもあり、煉瓦造りの三菱一号館美術館とガーデンがマッチしていて、とても都会の真ん中とは思えません。
季節の花々が来訪者の目を楽しませてくれますが、特にバラの季節が美しく、またクリスマスシーズンはイルミネーションも見所となっています。

三菱一号館美術館

東京駅や有楽町駅・銀座方面からも徒歩圏内というアクセスのよさも嬉しい三菱一号館美術館。東京観光のひとつとしてぜひ訪れてみませんか。
上質な景色に触れ、素敵な「Café 1894」でランチをすれば、一味違ったクラッシックモダンな東京を感じることができますよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/04 訪問

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