写真:SHIZUKO
地図を見るスタートは、JR山陽線・曽根駅から。国道2号線にかかる歩道橋を渡って住宅地に入りますが、歩道橋につけられている地名プレートは「高砂市阿弥陀町阿弥陀」。なんとも有難い地名です。これから始まる素晴らしい時間に期待が膨らみます。
登山口は、側道に入ってすぐの民家の横にある細い道。手書きのプレートがありますから、見落とさないように進みましょう。びっくりするのは、10メートルも登れば、いきなりの岩場が現れること。さすが岩稜帯の播磨アルプスの登山口だなーって納得。登りにくくはない岩を50メートルほど登り、振り返れば、すでに素晴らしい瀬戸内海までの眺望が広がりますから、高度があがればどれほどの景色を自分のものに出来るか、いやがうえにも期待が高まります。
写真:SHIZUKO
地図を見る岩場を登り切って、さらにしばらく灌木帯の中の岩場を登ると『豆崎奥山(155メートル)』の手前の岩場に到着。ここで、まずは休憩しましょう。姫路から加古川の工業地帯、それに続く淡路島などが一望のもと。高度的にはちょっとしか登ってないのですが、さすが、眺望が自慢の播磨アルプスです。
この辺りで、これから登る鷹ノ巣山、高御位山の全貌が見えてきます。山肌に目をやれば、えっ!キノコ岩!まるでトルコのカッパドキア!と見間違う奇岩もニョキニョキと生えてます。楽しみが増すとはいえ、ここから、まだまだかなりの距離を縦走するのかと思えば、一瞬ひるむかも知れませんが、一歩一歩進んでいきましょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る鹿嶋神社への分岐を過ぎれば、いよいよこのコースのハイライト『百間岩』が目の前に現れます。事前調査で巨大な岩を登るということは知識として知っていても、いざ、本物の大岩を目の当たりにすると、ええーっ大丈夫か…と思ってしまうでしょう。そうなんです、ここで、百間岩を眺めて下山することも可能です。瀬戸内海への大展望も、それなりに充分堪能できているはず。
展望台もありますから、チャレンジするか、観るだけにするかは自己責任でご判断。
息が上がるし、足も辛いし。なんといっても標高差150メートル、歩行距離200メートルの急斜面。何度か休憩しながら、あとちょっと、あともうちょっとと自分を励ましつつ登って下さい。
どんなに苦しくても、登り切ればそこは別天地。今まで見えていた風景の何倍も、何十倍も素晴らしい景色があなたを迎えてくれます。
写真:SHIZUKO
地図を見る百間岩を登り切っても、まだまだこのコースは続きます。主峰・高御位山へ到達するには、鷹ノ巣山への厳しいアップダウンが続きます。岩場の下りもありますから、景色に見とれ過ぎずに注意して進みましょう。ところどころ、大パノラマが楽しめるのがこのコース最大のお楽しみ。休憩しながらアップダウン、進んでいきましょう。
縦走の楽しさは、振り返った時に、こんなにすごく尖がったピークをいくつも越えたんだなって思う時です。登山口から、小さなピークをいくつも越え、鷹ノ巣山のふたつのピークも越え、たどり着く休憩ポイントはたまらない幸せ感に満たされます。
写真:SHIZUKO
地図を見るアップダウンを何度か繰り返し、急坂を登り切ると広い山頂部分に出ます。山頂には『高御位神社』があります。古代より神々が降り立つ場所として信仰の対象である場所。実際に行ってみると、こんな切り立った岩場だからこそ、人々はそこに神々を感じたのだと感じられます。
遮るもののない山頂からの眺めは最高。大休憩をとったら、下山開始。急な岩場を下らなければならないので慎重に。特に、下山ルートの岩場は滑りやすいので、雨の日は危険。雨上がりの日も充分に注意してください。晴れていても、一歩ずつ確実に足を置いて、滑落しないように下山してください。
北山分岐を抜けて、これでもかというアップダウンの末、峠の下山口に到着。
そこから30分歩くと、JR宝殿駅に到着します。お疲れ様でした。
標高の高い山に登るだけが登山の楽しみではありません。近隣の低山であっても、それぞれの山にそれぞれの楽しみがあります。特に、高御位山を含む播磨アルプスは、変化にとんだ道が楽しめるコース。5時間ちかく山の中にいるコースなので、それなりの体力は必要です。眺望抜群の尾根道歩きは、とても楽しいので、一度挑戦してみてください。
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(2025/1/17更新)
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