「博多町家ふるさと館」は、展示棟、町家棟、みやげ処の3棟で構成されています。
まずは展示棟1階から!
ここでは博多の歴史をわかりやすい年表形式で学べます。
また、伝統的な博多の街並みや祭りの様子などを、博多の伝統工芸「博多人形」で再現した圧巻のジオラマ展示などがみられます。
シアターコーナーでは博多の祭りをドキュメンタリで知ることができるビデオが上映されており、観客席も用意されているのでじっくりと鑑賞することができますよ。
さて、写真で穴を除いているこれはいったい何だと思いますか?
これは「のぞきからくり」といい、その昔、お祭りの余興として人気があったアトラクションなんです。ボタンを押すと解説者の語りが始まり、からくり仕掛けで次々変化する絵を覗いて楽しむというもの。レンズの奥を覗くと当時の人々の生活がよみがえってきますよ。
このほかにも、レトロな壁電話に出てみると博多弁講座が受けられるコーナーや、博多にゆかりのある人物伝などが楽しめます。
展示棟2階へ上がりましょう。
ここには実演・体験コーナーがあります。
日替わりでやってくる伝統工芸士による、博多張子、博多独楽、博多曲物、博多人形の絵付け実演を見学することができ、事前に申し込めば体験をすることも可能です。
実演・体験コーナーのスケジュールは、公式サイトのカレンダーをご参照ください。
写真は博多人形の絵付け実演です。
博多人形は、初代福岡藩主である黒田長政が福岡城を建てたとき、城の瓦を作っていた陶工が、 瓦用粘土を使って人形を作ったものが始まりだといわれています。美人ものが有名ですが、種類は多岐にわたり、現代ではキャラクターものやかわいらしい動物シリーズなども。民謡の一節に「博多へ来るときゃ一人で来たが、帰りゃ人形と二人連れ♪」と歌われるように、 お土産としても人気が高い伝統工芸です。
さて、絵付け体験で作った工芸品は各自持ち帰ることが可能。体験費用は工芸品にもよりますが数百円〜1000円ですので、これで体験&オリジナルのお土産もできるなんて、とっても得した気分になれるコーナーですよ。
展示棟を出てお次は隣の町家棟へ。
町家棟は、明治中期に博多織織元の住居兼工場として建てられた町家を移築復元したもので、福岡市の指定文化財になっています。
本物の町家を復元したものとあって、ここでは建物自体が素晴らしい展示品です。博多町家の特徴は、高い吹き抜けからくる開放的な空間。来場客は自由に居間に上がることが可能で、メンコやおはじきなどの懐かしいおもちゃであそんだり、中庭を眺めながらひとやすみしたり、思い思いに町家を楽しむことができますよ。
田舎のおうちに遊びに来たようなほっこりとした時間を実感してください。
さて、この町家棟では博多織の実演・体験ができるんです。
独特な織模様と光沢のある布表が特徴的で、着物の帯などで人気の織物。機械織りが主流となった中で、貴重な手織りの実演を見学、また職人さんの指導のもと、手織りを体験もすることが出来ます。こちらは参加無料で予約は不要ですが、職人さんが居る時間内での先着順なので、事前に公式サイト等で時間をチェックしておくとよいでしょう。
みやげ処では沢山のお土産物を取り揃えています。
伝統銘菓や博多を感じられる食品たち、博多伝統工芸品など、ここで購入できますよ。
博多伝統工芸品については、職人たちの技と拘りが詰まった工芸品の展示・販売が行われ、高級品からリーズナブルな小物まで数々取り揃えられてます。
この博多町家ふるさと館、館内の見学だけでなく、毎日14:00に博多町家ふるさと館からスタートする、 ボランティアガイドによる約1時間の定時ツアーも行っています。
「福岡市観光案内ボランティア」が、博多の総鎮守である「櫛田神社」をはじめ、 巨大な木造座像を誇る「東長寺」など周辺の寺社を案内します。
こちら参加無料で予約も不要。 14時前に展示棟1F受付へ出向けば参加できちゃうんです。博多の文化を沢山学べる1時間!参加してみて間違いありませんよ。
見学・体験に加え季節のイベントなどもあり、楽しみが沢山見つかる「博多町家ふるさと館」、福岡観光のご予定に加えてみませんか?
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