写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイの首都バンコクと、リゾート地パタヤの中間にある小さな港町シーラーチャー。ほとんどの日本人には知られていない街ですが、実は多くの日本企業が進出し、世界でも有数な日本人街となっているのです。
街の西側、海沿いには海浜公園が広がり、すぐ目の前には「ロイ島」と呼ばれる島が。タイで働く日本人たちから“タイの江の島”と呼ばれ、地元のタイ人たちの間では憩いのスポットとして人気です。
闇が闇として存在するのが、タイの地方都市の夜。「ロイ島」には、手づくりのような素朴な遊園地があり、なんとも癒されます。島の周囲は夜になれば多くの露店でにぎわい、昭和初期にでもタイムスリップしたようなノスタルジーに浸ることができますよ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ロイ島」までは橋がかかり、陸続きとなっているので、歩いて渡ることができます。橋の両側にはたくさんの露店が並び、たくさんの雑貨や衣服が売られ、フリーマーケットさながらの風景。店先にぶら下がる裸電球の光はどこか遠く懐かしい。
路上には簡素なテーブルが並べられ、新鮮なシーフード料理を食べることができます。しかし、何と言ってもナイトマーケットの楽しみは食べ歩き。バンコクよりも安い価格で新鮮な魚介類が食べられるのも魅力です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらも「ロイ島」と陸地を結ぶ橋の上にある屋台で、売られているのはココナッツジュース。ヤシの実をそのまま絞ったジュースは、いかにも樹液といった味。ココナッツの果肉が柔らかく、独自な舌ざわり。ミネラルが豊富で疲労回復にもなるので、ナイトマーケット巡りで歩き疲れた時に飲むと効果があります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るさて、「ロイ島」から街中に入ると、メインストリートに沿って屋台が並び、タイ人たちでにぎわっています。ナイトマーケットの食べ歩きだけではお腹いっぱいにならないので、宿に帰る前にガッツリ食べたい方におススメ。路上のテーブルでタイ人と合い席になることもあり、話しが弾んで友だちになることも。地元の人気店などを教えてもらうこともできます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るナイトマーケットを巡り、屋台でお腹がいっぱいになったら、シーラーチャーの夜はこれから。ロビンソンデパートから西側にある路地には、日本人向けのカラオケやスナック、パブ、居酒屋が密集し、ここは日本人駐在員の憩いのスポット。「日本人男性が大好き!」というタイ人女性が多く、片言の日本語が話せる女の子が多いので、会話にも困りません。
店の名前は日本語表記なのですが、「なかよし」「卑弥呼」「天女」「魔法使い」「逢いたい」「再会」といったもの。どれも親しみがあって、おもしろいものばかり。さらには「チャイヨー」「ちびちゃんアイス」「トムちゃんマッサージ」など、なんだか妖しげで楽しそうなお店がいっぱいあります。
カラオケ店に勤めるタイ人女性は日本の歌をたくさん知っているので、きっと盛りあがりますよ。
以上、いかがだったでしょうか?
シーラーチャーのカラオケ街では、カラオケ店に混じって、メイドカフェもあり、日本人の好みをよく知り尽くしています。バンコクやパタヤと違って、どこかのどかで情緒的なところが魅力。ノスタルジックな港町で、歌を歌いながら、日タイの交流を深めてはいかが?
この記事を書いたナビゲーター
沢木 慎太郎
恋愛小説「星の流れに 風のなかに 宇宙の掌に」(※澤 慎一の名前で制作)が電子書籍化され、作家デビューしました。紀行小説「深夜恋愛特急」も、私のひそかなブーム。
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