湯田中駅から徒歩約25分。温泉街からも近い山のふもとの平和の丘公園に「世界平和観音」はあります。
正式名称は「世界平和聖観世音菩薩」。温泉街をやさしい眼差しで見守っています。なんといっても驚くのはその大きさ！重さ約22t、高さは約25mにもなります！現存する金属製の立像では東洋一の大きさと言われています。
この観音像、実は2代目。昭和初期にこの場所に33mの「聖観音菩薩」が建立されましたが、数年で戦争のために台座を残して解体されてしまったそうです。その後10年以上たってから再建の声が高まり、昭和39年世界平和の祈願をこめて再建されたのが現在の「世界平和観音」なのです。
観音像は外からでもその十分大きさは伝わりますが、大悲殿に入館すると台座の上から観音像の間近にから見ることができてオススメ！大悲殿の中には御本尊の他、原型となった観音像や初代観音像の写真、ケヤキの一本胴でできている厄遂い大太鼓などが展示されています。
さらに大悲殿から通じる廊下を歩いて台座内に入ると、観音像がずらり！清水寺をはじめとする近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場、西国三十三番札所の観音の写し本尊がぐるりと展示してあります。訪れるだけでご利益がありそうです！
平和の丘公園には、「世界平和観音」（平和なくらし）の他、地震除け、また金運をもたらす石仏として信仰されてる「弥勒石仏」（災いのないくらし）、愛煙家や禁煙の願かけ、健康長寿にも通じる「煙草地蔵」（健康なくらし）の三体があります。
三体をめぐって、最後に敷地内にある「しあわせの鐘」を鳴らすと願いがかなうと言われています。それぞれ平和観音から歩いて行ける距離なのでぜひお参りしてみましょう！さらに桜の時期には「三体しあわせめぐり花まつり」も開催されます。事前に調べてお出かけしてみましょう！
その他にも公園からは湯田中駅方面へ続く「一茶の散歩道」という遊歩道もあります。夏でもひんやりして涼しく、7月上旬からは紫陽花がきれいに咲いていてオススメ！時間のある方は付近を散策してみるのもいいかもしれません。
平和観音から車で5分程、旅館が立ち並ぶ石畳の温泉街、渋温泉にある「若葉屋」では、長野県産の牛乳やフルーツを使ったジェラートを楽しむことができます！季節により変わるフルーツを使ったメニューは素材の味が際立ち、爽やかで美味しいですよ！店内には昔ながらの囲炉裏があり、座ってジェラートを楽しむことができます。お土産も取り揃えているので、温泉帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか？
平和観音いかがだったでしょうか？金属製でこの大きさの立像は珍しいと思います！風情あふれる温泉街とともに、ぜひ東洋一の大きさをその目で確かめてみてはいかがでしょうか？
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(2024/4/19更新)
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