要塞のような高い石の門をくぐれば、もうそこにはこの上なく上質な空気が流れています。灯りが点りだす夕暮れ時は本当に美しさが際立ちます。館内、迷子になりそうなくらいの敷地の中に、花々が咲き乱れる美しい庭を持ち、中庭を取り囲むガラスばりの回廊はまた一段と雰囲気があります。
ホテルはどこを歩いても実に優雅で上質な空気が流れていますが、中でもホテルご自慢はこの中庭ではないでしょうか?元修道院らしく回廊が取り囲む中庭のソファに座り、その歴史に身を委ねればすっかり貴族になったよう。映画『グラン・ブルー』のマイヨールとエンゾが出会う有名なシーンはここで撮影されました。
太陽が降り注ぐ昼間もいいですが、やはりお薦めは夕暮れ。是非この中庭のソファで移ろいゆく時間を過ごしてみて下さい。もちろんいつ何時も素敵な時間をくれると思います。
ゲストが寛ぐロビーやお部屋へと導く廊下、どこを歩いても本当にすべてが素晴らしい空間を作っています。日頃おてんばな女性もここにいるとすっかり淑女になれそうな気がしてきますね。チェックインを済ませると、スタッフが館内の説明をしながらお部屋まで案内してくれます。
こんなホテルでの楽しみの一つは朝食ではないでしょうか?サンドメニコパレスでは、お天気が良ければ絶佳の朝食タイムが待っています。目の前には青い海が広がるテラスで最高の朝食が味わえるでしょう。種類が豊富なビュッフェもホテルご自慢のひとつ。エレガントな空気の中で頂く食事は最高ですね。
お部屋の設備はスリッパやアメニティも申し分なく、またバスローブも完備されています。寝心地抜群なベッドでの眠りから覚めた朝、窓からの景色は青い海が眼下に広がります。お部屋の位置にもよりますが、タオルミーナのビューポイントの1つであるPiazza IX Aprileも見えます。
どこを歩いてもフォトジェニックなタオルミーナの街歩きで、カメラが休まる暇がありませんが、このホテルに滞在したなら、街歩きと同じくらいたっぷりと時間をかけて過ごしてみて下さい。ランチやディナータイムにはミシュラン2つ星のレストラン「The Principe Cerami」が待っているので、一日中ホテルにいても飽きることがないでしょう。
タオルミーナの街へのアクセスは、一般的には街中に到着するバスが便利ですが、電車で到着した場合には、駅から街の中心まではかなり距離があるので、事前にホテルにメールで送迎を依頼しておくことをお薦めします。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索