写真:SHIZUKO
地図を見る万座温泉の湯は、少し黄味がかったブルーの白濁したお湯。硫黄の含有量は日本一。強い硫黄のような匂いが漂っていますが、ゆで卵の香りだなって思えばいい香りに感じられます。源泉の温度が高いので、温泉地の中央を流れる万座川からはもうもうと白い煙が上がっています。
十数軒の旅館やホテルが万座温泉にはありますが、その中でも、ログ露天風呂がご自慢の『万座亭』に泊まってみましょう。開放感があるってことは、外からも見えるということが多いのですが、万座亭の露天風呂はそんな心配はありません。
ログ露天風呂=白鐵(はくてつ)の湯と名付けられた乳白色のお湯は、熱め。開放感抜群のログ露天風呂から、雄大な山の景色を眺める時間は、まさに至福です。お風呂上がりも、長い時間ホカホカと体が熱いまま。そして、ビックリ!湯上りはツルツルゆで玉子肌になっています。
内風呂と貸切家族風呂もありますから、最低3回は入って、温泉を堪能しましょう。
写真:SHIZUKO
地図を見る万座亭の部屋には、とっても優れものが置いてあります。それは、お風呂用の籠。これ、なんてこともないように感じますが使ってみると、超便利。ビニール袋にお風呂セットが入れられていることがありますが、比べ物にならないくらい便利で有難い籠です。着替えはもちろん、貴重品や、化粧品も余裕で入ります。お風呂上がりに売店で何かを買ってもポイポイと入れられるし、部屋で飲む飲み物を買ったときも重宝します。ちょっとした気配りだけど、納得の拍手グッズです。
写真:SHIZUKO
地図を見る万座亭の食事は、ありがちなバイキングスタイルではなく会食にこだわった丁寧な食事。地元の食材を使い、とても大切に作られています。万座温泉ファンの方で、他のお宿に泊まった経験のある方も、万座亭の食事に惹かれて、こちらを選ぶくらい。豆乳鍋や煮物も美味しいのですが、天ぷらが絶品です。
朝食は可愛い籠盛り。他に一人鍋もありました。ご飯がまた、とっても美味しいので思わずお変わり。ちょっとずつ、多種類のおかずが嬉しいですね。
写真:SHIZUKO
地図を見る万座亭をおすすめする最大の理由は『山遊びツアーデスク』があることです。ぜひ、プロガイドさんと一緒に山で遊んでください。
標高1800メートルという高地にある万座温泉は、高山植物の宝庫です。雪解けから夏に向かって、山は花々に彩られます。しかも、ありがたいことに2170メートルの国道最高地点まで自家用車で入ることが出来ますから、ガイド車で移動し、高山を何の苦労もなく楽しめるのです。ツアープランはたくさん用意されています。ご自身の予定に合わせてチョイス。そのなかでも、どなたにでもお勧めしたいのは『早朝絶景ツアー』。
万座温泉は、白根山の山麓の谷間に位置しているので、残念ながら眺望は開けていません。でも、いったん車で山道を登れば、北アルプスをはじめ、360度の大絶景。朝日に輝く、すぐそばの白根山や浅間山、眼下に広がる大湿原。山肌を埋め尽くすブルーベリーの木々。1時間の早朝絶景ツアーは、まさに息をのむ美しさ。
万座温泉の本当によさは、温泉もさることながら、この絶景にあると言えます。ぜひ、ご体験ください。
写真:SHIZUKO
地図を見る宿に早めに到着したら、ぜひ、付近の散策へ。
温泉地の奥には『湯畑』があります。草津温泉のような広大なものではないですが、もうもうと湯けむりが上がる高温の源泉。近くには、湯治客が病気の平癒を願った『薬師堂』があり、左手の急階段を登って行けば『熊四朗洞窟』へ。展望台からは万座温泉全体を見渡せます。
万座亭から少し下って行けば『空吹き』という、山の地肌から水蒸気が噴き出す荒々しい光景にも出会えます。
また、『牛池』という静かな池の周りを散策するのもお勧めです。湿原をめぐる木道をゆっくりと歩き、高山植物の可憐な姿に癒されて下さい。
冬はスキー場として有名な万座温泉。良質のパウダースノーで遊べる場所ですが、意外に知られていないと、プロスキーヤーでもあるガイドさんがおっしゃってました。スキーをしない人も、この良質の温泉に浸かればファンになること間違いなしです。温泉で体を癒し、山遊びツアーで心を癒して下さいね。
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(2024/12/2更新)
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