エズ村の人口はなんと20人程しかいないそうですが、訪れる観光客は大変なもの。ニースやモナコからも近いうえに、村自体はとっても狭いのでほとんど皆さん日帰りで訪れることが多いようです。
でも、村の魅力を最大限に味わうには、地中海を見下ろす位置にあるシャトーホテルエズで是非ステイしてみましょう。日帰りゲストのいなくなる夕暮れ以降、人気の少なくなった静かな村はまるで中世にタイムスリップしたようです。
チェックインを済ませると、ウェルカムドリンクでもてなしてくれた後、スタッフがお部屋まで案内してくれます。シャトーホテルと言うカテゴリーではありますが、城のような造りではなく、コテージ風に部屋ごとに棟が分かれています。
部屋はそれぞれが異なるデザインですが、「Provencale」はメゾネットタイプになっています。一階部分はリビング、二階はベッドルームとバスルーム、アメニティも申し分ないロクシタンの香りと、ふかふかのバスローブが完備されています。
お部屋は過剰な装飾はなく、シンプルな家具がさり気なく配置されています。お部屋でのんびりとワインなどを愉しむのも良し、明日の計画を立ててみるも良し、そして旅を振り返ってみるも良しですね。備えつけの冷蔵庫にはワインも常備されていますし、村の入り口には小さいスーパーもあるので、そこでフルーツやお惣菜を買ってきてお部屋で楽しむのもいいでしょう。
夏の欧州は日照時間が長いので、21:00を過ぎた頃にようやく夕暮れが訪れます。あたりがほの暗くなるこの時間帯、変わりゆく地中海の空と海を眺めながらカクテルなどいかがでしょう?オシャレにアーティスティックに飾られたおつまみがサービスされます。追い立てられることなくゆったりとソファに身を委ねてみては?この上なく上質な時間が待っててくれます。
夕暮れ時も素敵なシャトーホテルのひと時ですが、朝もまた違った魅力を愉しめます。
眼下に広がる青い海と空と共に味わう朝食は何よりのご馳走ではないでしょうか?晴れていればコートダジュールに点在する街が遠くに見えます。そして是非早起きして観光客の押し寄せる前に、静かな村を散策してみて下さい。朝食もより美味しく感じることと思います。
エズ村はニースやモナコの中間に位置していますので、両方面からの日帰りも可能です。でも、月に導かれた夜にグラスを傾け、太陽に照らされた朝に絶景と共に朝食を味わい過ごす。そこで初めてエズの魅力は最大限に輝くはずです。太陽と月の2つの時間に、地中海を見下ろすテラス席に身を置いてみませんか?
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(2024/11/8更新)
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