写真:市川 芽久美
地図を見る11〜12世紀にかけて建てられたクスコの街は、インカ帝国の首都として栄え、広大な帝国の各地から人々が集まる中心地でした。そんな時代に築かれた美しく精巧な石組みと、スペイン侵略以降のコロニアルな建築物が融合し、今でもその独特な雰囲気が残る美しい街並みが魅力です。
クスコには、この素敵な街並みや文化にふれながら、美味しいペルー料理を提供している飲食店も多くあり、食事やお茶を楽しみながらゆっくりと、古の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
写真:市川 芽久美
地図を見るまずは、ランチやお茶をしたい時にお勧めなのが、レストラン・カフェバーの『プカラ(PUCARA)』。街の中心にあるアルマス広場に面していて、地元の名物料理を、昔からこの地で作られている陶器で出してくれます。日本人経営ということもあり、写真付きの日本語メニューがあるのも嬉しい。
メニューは、ポテトやニンニクのスープ、アルパカの串焼きや、アヒ・デ・ガジーナ(鶏肉と玉ねぎ、牛乳に浸したパン、スパイスを混ぜて作られた料理)など、どれも美味しいペルーのアンデス料理です。
デザートも数種類用意されていて、日本ではお目にかかれないペルー名物のコカ茶や、ペルーコーヒーと一緒にゆっくりティータイムも楽しめます。
写真:市川 芽久美
地図を見る150人収容可能な大きなレストラン『エル・トゥルコ(El Truco)』は天井も高く、とても開放的。
コイン造幣所だった大きな建物をレストランに改装し、別名“美術館レストラン”とも呼ばれ、店内は美しい調度品や絵画で飾られています。料理は、スペイン統治時代のクスコ料理を基本にしたインターナショナル料理。素材も地元で採れる新鮮なオーガニックの素材を使っています。中でも日本ではなかなかお目にかかれない“クイ(テンジクネズミ )”の丸焼きは、一度挑戦してみたい一皿。
夜は、華やかな民族衣装を着たダンサーや民族音楽のショーを楽しみたい。フォルクローレ・ディナーショーを提供している“ペーニャ(Peña)”と呼ばれるレストランはいくつかありますが、中でも街の中心部にも程近い『ドン・アントニオ(Don Antonio)』がおすすめです。
料理はビュッフェスタイルで、アルパカのカルパッチョや、クイ(テンジクネズミ)焼きなど、ペルー名物の珍しい料理を始め、種類がとっても豊富。ショーもバラエティー豊かなアンデス各地のダンスや音楽でとても華やか。他のペーニャに比べても、とっても充実した時間を過ごす事ができるディナーショーです。
写真:市川 芽久美
地図を見るクスコの街では、店名を掲げた看板の文字は黒という規定があり、お店も昔からの建物をそのまま利用しているため、一見見失いそうにあなりますが、アルマス広場の一角に、スターバックスがあります。
2階の伝統的な木製のバルコニーからは、広場を中心に教会など美しい景色を眺めながら、コーヒータイムが楽しめるちょっとした穴場のスターバックスです。
クスコには、インカ帝国時代、スペイン人による征服の時代だけでなく、インカ人が移住して来る前の900-1200年、キルケ人がこの地域を支配していた時代の遺跡(サクサイワマン要塞など)も残る、とっても貴重な宝のような街です。
文化や歴史に触れながら、そして美味しいアンデス料理に出会えるこの街で、ちょっとゆっくり旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
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(2023/12/1更新)
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