写真:月宮 うさ
地図を見る北海道の西部、後志(しりべし)地方に突き出る積丹半島(しゃこたんはんとう)は、奇石や断崖絶壁が続く海岸線が魅力。ニセコ積丹小樽海岸国定公園・北海道で唯一"海中国定公園"にも指定される景勝地です。
半島北西部から日本海に突き出る「神威岬(かむいみさき)」は、積丹観光のシンボル的存在。かつては"女人禁制の地"と呼ばれた、美しい景観と悲しい伝説の残る道を歩いてみましょう。
写真:月宮 うさ
地図を見る奥州(現在の東北地方)から逃亡してきた、源義経に叶わぬ恋心を抱き強く慕う平取(北海道日高地方)の首長の娘チャレンカ。
彼女は北へ旅立つ義経を追い「神威岬」までやってきます。しかし義経一行の船はすでに旅立った後。悲しみに暮れたチャレンカは『和人の船、婦女を乗せてここを過ぐれば覆沈せん』と言い残し岬から海へと身を投げてしまうのです。
それ以降、女性を乗せた船がこの沖を通るたび海は大荒れになり船は必ず転覆。神威岬は"女人禁制の地"となったのです。(現在は女性立ち入ることができます)
チャレンカが歩いたといわれる道は「チャレンカの小道」と呼ばれ、最先端の「神威岬」からは、チャレンカの身体が化したと伝えられる「神威岩」を望むことができます。
遊歩道は全長770m、所要時間は片道20分〜30分。アップダウンはありますが、歩きやすく整備されているので安心。しかしここは強い風が吹くことも多い場所です。小さなお子様や足元に不安のある方はお気をつけて歩いてくださいね。
※ゲート(女人禁制の門)の開閉時間
4月8時-18時、5月・7月8時-19時、6月8時-19時30分、8月〜10月8時-18時30分、11月8時-17時、12月〜3月10時-15時30分。
ただし、開門時間内でも強風時にはゲートが閉じられ立ち入り禁止となります。
写真:月宮 うさ
地図を見る「神威岬」で訪れる人々を待っているのは積丹半島の奇石・断崖絶壁がつくり出す大自然の絶景と、真っ青で美しい"積丹ブルー"と称される日本海。特に晴れた日は吸い込まれそうなほど深く青い海に誰もが感動することでしょう。
また、ここは夕日も美しいサンセットスポット。ただし、夕日が見れる時間帯にゲートが開いている月は限られているため、なかなか見ることができないレアな風景。時間が合う旅人は絶景に沈む太陽を眺めに「神威岬」を歩いてみませんか?
※夕景をゆっくり眺めるなら9月・10月がオススメ。ゲートが閉まる時間は要チェックです。
写真:月宮 うさ
地図を見る「神威岬」を散策した後は、駐車場の近くにあるお食事処・お土産屋さんの「カムイ番屋」で名物をいただきましょう!
ご紹介するのは、たくさん歩いて疲れた体にも嬉しい「しゃこたんブルーソフトクリーム」。眩しいくらい鮮やかなブルーのソフトクリームは旅のネタにも思い出作りにもぴったり。気になるお味は、ミルクの中にミントが香る甘すぎないさっぱり系です。
「カムイ番屋」は10月〜4月の冬期間はお休みですので(天候不良の日もお休み)、これは期間限定の色と味!積丹半島の旅の途中にお一ついかがですか?
写真:月宮 うさ
地図を見るもう1つ、どこか昔懐かしさを感じる「神威岬」名物をご紹介します。
美しい積丹半島の海の色をイメージしたすっきり爽やかな「しゃこたんブルーラムネ」。こちらはお持ち帰りもできるのでお土産にもぴったり!ドライブ中の喉を潤すのにもオススメです。
ただし、開けるときは手やお洋服・車内を汚さないようにお気をつけくださいね。平らなところに瓶を置いてタオルやナプキンでラムネの口を押さえると良いでしょう。ビー玉が落ちた後シュワシュワと泡がでてきますので、しばらく押さえ続けると汚さず開けることができますよ。
積丹ブルーの絶景を眺めに積丹半島「神威岬」を旅してみませんか?
お車の場合札幌から国道5号線を余市方面へ、余市からは国道229号線を抜け積丹町へ入るルートが一般的です。
公共交通機関ご利用の皆様は、札幌駅前バスターミナルから中央バス「高速しゃこたん号」が便利(小樽駅前・余市駅前も経由します)。ただし神威岬まで運行するのは4月中旬〜10月中旬の間のみですので、ご注意くださいね。
※詳しくは記事下のMEMO内「北海道中央バス」のホームページをご参照ください。(バス→都市間高速バス→路線から探す「高速しゃこたん号」で運行時刻等が確認できます)
積丹半島では絶景だけではなく、ウニをはじめとする美味しい海の幸も旅人を待っています!
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(2024/11/3更新)
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