高雄物産館は、高雄市政府農業局の管轄で、2012年5月にオープンしましたが、中華風の物々しい建物の姿からちょっと近づきにくい？！存在。しかも観光スポットの蓮池潭の反対側に面しているためツアーなどの観光ではなかなか訪れることがない場所です。
ドアも小さく、蓮池潭に比べて人影もまばら…本当に営業しているの？と思ってしまいますが、夜21:30まで営業しているので、勇気を出してドアを開けてみましょう！
一階は農産物、特産物を販売しているショップ、地元の素材を使ったレストランとパン屋さんに分かれています。二階は小さな農産物展示コーナーとクッキング教室があります。
一階には、写真のように高雄市農業局のゆるキャラ「高通通」と一緒に写真が撮れるコーナーもありますよ。
1階にあるレストランでは、高雄地元の食材を生かした野菜中心のヘルシーなメニューが味わえます。中でも「香椿総合炒飯（香椿ミックスチャーハン）」と「麻油時疏烏龍麺（ごま油野菜うどん）」は地元のリピーターも多いというおすすめメニューです。
香椿は、センダン科の木の若葉で、独特の香りがありますが、健康維持のための食材として台湾ではよく料理に使われています。香椿には免疫力を高める効果などがあると言われています。この香椿と高雄でとれた野菜が入っているのが「香椿総合炒飯（220元）」。そして写真の「麻油時疏烏龍麺（220元）」は、ごま油が使われているものの油っぽくなく、高雄の野菜やきのこなどの素材ととても合っているので、是非お試しください!
レストランの隣のパン屋さんも高雄地元の食材を使ったパンが売られていて、「パイナップル＆ライチ」パンなどもあります。レストランでの食事の帰りに立ち寄ってみて下さいね。
中でも農産物、特産物を販売しているショップはお土産探しにもおすすめです。以前郵便局の隣にあるお土産スポットをご紹介しましたが、蓮池潭の反対側にある高雄物産館の面積は、その3倍くらいあると思われるほど広く、商品もたくさんあります。その中でのおススメを次の段落でいくつかご紹介します。
高雄といえば、玉荷包ライチの産地。でも、ライチは持って帰ることはできませんよね。そして、ライチ狩りにも時期があり、一年中というわけにはいきません。ライチ好きの方におすすめするのが、写真のドライライチ。高雄の大樹地方の玉荷包ライチが使われています。これなら軽くてお土産にもいいですよね。ヨーグルトに入れたり、コーンフレークと一緒に食べるのもおすすめです。
パイナップルケーキやフルーツケーキは台湾の代表的なお土産ですが、高雄の玉荷包ライチが使われたライチケーキもあります！このライチケーキ、箱入りももちろんありますが、レジにはばら売りのものが、かごに入って売られています。ばら売りライチケーキは一つ20元。そして、ライチケーキの特長は日持ちがするというところ。何と1年！も持つんだそうです！味もしっかりライチの味がします。この他地元のパイナップルや龍眼を使ったフルーツケーキもばら売りがあります。バラマキにもぴったりです。
そして、麻婆豆腐や回鍋肉などに使われる「豆板醤」。台湾では高雄の岡山が名産だということをご存知でしたか。そらまめ、大豆、ごま油、唐辛子などを加えて作られる岡山の「豆板醤」は、特に豆がしっかり味わえるところがポイント。中華料理好きの方へのお土産におすすめです。
この他、有名なバナナの産地「旗山」のフレッシュなバナナもここで味わうことができます。泥火山マグマの土壌で育ったその名も泥火山バナナ。土壌がカルシウム、リン、マグネシウム含有率が高いため味も特別なんです。是非お試しください！
高雄のお土産、名産が集結している「高雄物産館」は、蓮池潭にも近いおすすめの観光スポットの一つです。台鉄「左営」駅からは徒歩でアクセスも可能です。駅を背にして右手側にまっすぐ進んでいくと左側に見えてきます。
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