写真:西藤 カオル
地図を見る苫小牧、仙台、名古屋間は直線にしておよそ1330km。どちらを出発点とし、目的地とするかは自由自在。北海道(苫小牧)へ向かう航路は季節を問わず人気があります。
フェリー旅のいいところといえば、マイカーで楽々長距離旅行ができること。車ごと乗船して、移動しながらドライバーもしっかり休めるので、到着した土地でまた爽快にドライブを楽しむことができるのです。もちろん車無しの方も乗船できますよ。
今回ご紹介するのは、航路「仙台→名古屋」。全長199.9m、総トン数15795トン、定員768人の太平洋フェリー『きそ』にて、770kmを21時間40分で移動する優雅な船旅です。
写真:西藤 カオル
地図を見る船に乗ってまず目に飛び込んでくるのが、3層吹き抜けの豪華なエントランスロビー。明るくモダンな内装に、大人でも子どものように隅々まで歩いてみたくなるような螺旋階段と、フェリーの概念をしょっぱなから覆されるような華やかさがあります。
客室も旅の用途にあわせて様々。最上級のロイヤルスイートから、ちょっとリッチな特等。一般的な和室や洋室を備えた1等に、エコノミーなS・B寝台、旅のふれあいも楽しいオープンな2等まで。お部屋に荷物を置いたら、さっそく船内を歩いてみましょう。
大きな窓から広大な海が一望できる展望通路には、ゆったりしたソファが並びます。ぼんやり海を眺めているだけでも、れっきとした船旅がはじまっているのです。
写真:西藤 カオル
地図を見る洋上の景色も見慣れて気分もまったりしてきた頃に始まる、スタンド「マーメイドクラブ」内のピアノステージ。広々としたロビー空間で奏でられるピアノの調べは、映画「海の上のピアニスト」のワンシーンに入り込んだかのような優雅なひとときです。
また、シアターラウンジ「サザンクロス」(入場無料)では、様々なアーティストによる華やかなラウンジショーや、大型スクリーンで上映される映画も楽しめます。そして、「食」を楽しませてくれるのはメインダイニング「タヒチ」。ステーキから握り寿司まで揃う和洋中のバイキングに、お腹も満たされ幸せいっぱい。
そして、もしお天気に恵まれたら、夜はスカイデッキに出て星空を眺めてもらいたいのです。船上から見上げる星空は、きっとこの上なくロマンチックですよ。
写真:西藤 カオル
地図を見る星空とともにこの旅でもうひとつおススメしたいのものがあります。それは“水平線から昇る朝陽”を拝むこと。日の出時間をチェックして、翌朝は太平洋に昇る朝陽をスカイデッキから!
少しの早起きでとっておきの絶景に出会える、船旅ならではのお楽しみです。
早朝の洋上、寒いのが苦手という人には「展望大浴場」からの日の出観賞はいかがでしょう。木の風合いを持つジャグジー付き大浴場の湯船につかり、太平洋に昇る朝陽を望むのです。
朝はゆっくり目覚めたいという人は、昼間のお風呂をお試しあれ。夜には見えなかった大海原を眺めながらの入浴は、まるで海に浮かんでいるような心地にさせてくれます。入浴は入港30分前までいつでも可能です。
写真:西藤 カオル
地図を見る最後に「仙台〜名古屋」間ならではのイベント「すれ違い」をご紹介しましょう。この航路では、太平洋フェリー姉妹船のすれ違う様子を見ることができるのです。お互い大型フェリーどうしなので、間近に迫ると迫力満点!船が近づいたら大きく手を振ってエール交換を!
そうこうしているうちに、名古屋港が近づいてくるとカモメの群れも姿をあわらします。美しい斜張橋・名港トリトンの名港西大橋の下をくぐっての入港となりますので、こちらもスカイデッキでお楽しみを!
長いようで短い22時間。きっとまた乗りたくなります。
エンタメショーに展望風呂にと、船旅を豊かにしてくれる施設も多彩な太平洋フェリー『きそ』。時には大自然に感動したり、心もからだもたっぷり癒してくれます。そして、海の上では「何もしない」ことさえ旅らしくなってしまうのも魅力のひとつ。ナビや渋滞と少しおさらばして、洋上で思う存分に自分時間を楽しんでください。
インターネット予約限定で「早割」のサービスもあります。乗船日の28日前までの予約・購入で、最大で50%OFFになるおトクな運賃ですので、こちらもお見逃しなく。
旅のご計画の際は、MEMO欄リンクより運行日程をお確かめください。
住所:仙台市宮城野区港3丁目7番1号
電話:022-259-0211
アクセス:仙台港ICからフェリーターミナルまで車で約10分
仙台駅前から仙台港フェリーターミナル行きバスで約50分
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/11更新)
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