写真:Akiko Nilsen
地図を見るオスロ中央駅のすぐそばにあるオスロオペラハウスは、ノルウェーの建築家を含むスノヘッタという建築家グループによって「景観と一体化する建物」をコンセプトに造られました。ノルウェーの国立歌劇場、バレエの本拠地として君臨している国内最大の文化施設です。
このデザインは、水辺に佇む白亜の建物で、屋根と床とが緩いスロープとなり、歩いて屋根に上ることが出来るデザインが特徴です。屋上に登りきると、海からの心地よい風と日光を燦々と浴びることが出来、特に夏場は多くの人々がのんびり日光浴をしながらたたずんでいます。
シンプルで直線的な外観と反して、内部は曲線が多用された不思議な空間が形成されています。ベンチや、レストランなど無料で入れるエリアがありますので、ぜひ内部まで見学してください。トイレも必見ですよ。
写真:Akiko Nilsen
地図を見るオスロ中央駅から、王宮の方向へ向かって伸びているメインストリートがカール・ヨハン通りです。ショッピングや経済の中心にもなっているため、銀行やオフィス、ファッションブランドショップ、そして公的機関までここに集まっています。カール・ヨハン通り沿いの建物はどれも大きく存在感があり、それでいて調和がとれていますので、19世紀の面影を残すシンプルながら上品な美しさを保っています。
この通りの魅力は、通りの中央部分の緑地帯が幅のある横長の公園になっており、ショッピングをしながらビル沿いを歩くもよし、緑地帯の中の並木道を歩くのもよし、となっています。噴水や美しく彩られた花壇、ところどころにベンチも置かれていてカフェもありますので、市民の憩いの場として人気の通です。
写真:Akiko Nilsen
地図を見るノルウェー王宮から徒歩約5分、そしてカール・ヨハン通りの西端ちかくにあるオスロ国立劇場は、「近代演劇の父」ヘンリック・イプセンの作品を主に上演している劇場です。ヘンリック・イプセンは、ノルウェーの劇作家で、近代演劇を創始した偉人です。ここでは、隔年ですが世界各国の劇団がイプセンの作品を競演する「イプセン・フェスティバル」も開催されています。
イエローの明るいカラーで彩られた国立劇場の建物は、1899年に完成したネオ・ルネサンス様式で、向かって左側にヘンリック・イプセンの立像が設置されています。右側には、ノルウェーの文学者、ビョーンシャーネ・ビョーンソンの像が立っています。
館内を見学するには事前予約が必要ですが、ロビーは自由に入れますので、売店でイプセン・グッズを購入することもできます。
写真:Akiko Nilsen
地図を見るオスロ中央駅近く、カール・ヨハン通り沿いにあるオスロ大聖堂は、ノルウェーで最も大切な教会のうちの一つで、王室行事の際に使用されるところです。17世紀に建立されたレンガ造りの荘厳な建物が、駅周辺の近代建築と良いコントラストを描いています。
大聖堂自体も中のステンドグラスやオルガンは一見の価値がある美しさですが、注目すべきは大聖堂の周辺です。この一角は他のエリアとは異なり、中世の趣が残ったノスタルジックな印象があります。中庭にはカフェやレストランも併設されており、このテラスに座っていると、カール・ヨハン通りや中央駅の喧騒が嘘のように感じられるほどの穏やかな静けさが保たれています。観光の合間の休憩にもおススメです。
オスロは、カール・ヨハン通りのヨーロッパトラディショナルな雰囲気と、駅周辺の斬新かつ景観を壊さない近代建築群とが一度に味わえる町です。ヨーロッパでも随一の清潔に保たれた街ですので、街歩きには最適です。
この記事を書いたナビゲーター
Akiko Nilsen
イギリス・ロンドン在住6年の英語・日本語教師。ロンドンを中心にヨーロッパの旅行情報をお届けします。個人旅行の一人旅・女子旅を得意としています。ヨーロッパの可愛らしい街並み・雑貨、そして食べ物に目があり…
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