写真:いなもと かおり
地図を見る東松山市は、平成20年に国史跡に指定された「比企城館跡群」のひとつでもある武州松山城の城下町として栄え、今でも古い町並みが残る観光地です。
古き良き香りを残すこの地に、創業より100余年、「懐かしいけど、新しい」和菓子作りをモットーに歩み続けたお店があります。
おいしさの秘密は、こだわり。和菓子にとって欠かせない「餡子」は、100パーセント有機質肥料を使用し、農薬の使用を極力控えた北海道十勝産の小豆を使用。スイーツ食材の命「果実」は、世界各地から取り寄せている徹底ぶりです。おいしいと喜んでもらいたい想いが和菓子から伝わってきます。
写真:いなもと かおり
地図を見る優れた経営技術を確立し地域社会の消費者の支持を得ている小売店を表彰する「優良経営食料品小売店全国コンクール」では、平成19年に日本経済新聞社長賞を受賞。さらに平成23年度には、魅力と個性溢れる店づくりや地域活動等への取組を積極的に行っている「優良小売店」として埼玉県より表彰される実績をもつほどです。
カラフル華やかに飾られた「富久屋 本店・春秋庵」。ディスプレイに並ぶ和菓子はどれもこれも目移りするものばかりです!
◆本店・営業時間:9:30〜19:00(2018年現在)
写真:いなもと かおり
地図を見る一番人気は「箭弓さまの牡丹だんご」。
東松山市の箭弓稲荷神社には関東有数の牡丹園があります。だんごの丸くポッテリとした形は、大輪の花をさかせる牡丹花をイメージしています。見た目だけでも心惹かれますが、食べてビックリ!!だんごの中からこし餡が登場。悶絶する美味しさです。
お味は2種類。甘じょっぱいみたらしの味は餡子の甘さと相性が合い、風味が香ばしいごまだれの味は、餡子の甘さを引き立てます。ボリュームもあるので満腹になるのですが、「もう1本…あと1本だけ…」と、手を止めることができません。
もちもち絶品!牡丹だんごのファンになること間違いなしです。
つぶし餡子の最中「松ぽっくり」は、創業当時より愛される一品。東松山市の市の木「松」をテーマに、初代店主が考案しました。注文数も多く、年間を通じて人気の定番商品となっています。見た目もかわいらしい最中は、大切な人へ渡す手土産としても最適ですね。
外はサクサク、中はしっとり溢れんばかりのつぶし餡!手造りならではのおいしさは癖になりそうです。こちらも十勝産の特別栽培小豆を使用しています。
写真:いなもと かおり
地図を見る埼玉県内に数店舗支店がある富久屋さんですが、カウンターがあるのは本店・春秋庵だけ。ショーケースから好きな和菓子を選びティータイムを過ごす、まさに至福の時間です。優しい木の温もりに、上品な和菓子の匂いも手伝って、つい長居をしてしまいます。
なによりも、店員さんがとても親切・丁寧に対応して下さるので「追加注文」の誘惑に打ち勝てません!
◆春秋庵・営業時間:10:00〜18:00(ラストオーダーは17:30)
写真:いなもと かおり
地図を見る本店・春秋庵に併設し平成27年5月31日にオープンした、おこわと甘味のお店「花ス五六(はなすごろく)」。おこわが食べられる珍しいランチメニューが用意されています。選べるおこわの種類は、お赤飯をはじめ、栗おこわや枝豆ちりめん山椒など、季節によって異なる味を楽しめます。
◆花ス五六・営業時間:11:30〜18:00(ラストオーダーは17:30)
◆ランチタイムは14:00まで
また、甘味処ならではのカフェメニューがあるのも魅力的!和菓子とアイスクリームがお皿の上で共演した栗どらソフトは、甘いもの好きにはたまない一品です。他にも、和菓子や季節に合わせたパフェ、かき氷などを堪能することができます。
和モダンな雰囲気の店内も素敵ですが、裏庭のテーブル席がオススメ。風が心地よくて気持ちいいです。ランチタイムは、カップルやグループで満席となり、憩いの場になります。
個性豊かな四季折々の和菓子は、味覚はもちろんのこと視覚でも楽しませてくれます。東松山市には、こども動物自然公園や、国指定史跡の「吉見百穴」といった観光スポットも目白押しです。観光の後は、疲れた体に甘さが染み込むこだわりの和菓子を食べに行きませんか?きっと、あなたも虜になりますよ。
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(2023/12/10更新)
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