鳥羽駅から橋を渡って徒歩5分、かつて海女さんが大活躍していた「ミキモト真珠島」があります。
「え?真珠?」と思うかもしれませんが、海女さんがアコヤ貝に真珠の元となる「核」を入れたり、たくさんの海女さんによって真珠は作られていたのです。
ミキモトといえば、最近では、女子レスリング日本代表の吉田沙保里選手が国民栄誉賞を受賞された際の記念品としてミキモト製の真珠ペンダントが政府より贈呈されたことでも有名です。
そんなミキモトの創業者、御木本幸吉さんが真珠養殖に成功したのがこの島です。
島内には御木本幸吉さんの生涯を遺品やパネル展示などで表現している御木本幸吉記念館や真珠工芸品を展示している真珠博物館などの施設があります。
現在は、養殖技術が発達し、海女の必要性はなくなりましたが、島内の「海女スタンド」では、かつての活躍を記念して海女の実演を鑑賞できる「ショー」が開催されているんです。
台風接近時など、荒天の場合以外は冬でも毎日開催されています。
昔は、海底に潜ってアコヤ貝を採取し、核入れした貝を再び海底へ戻していたそうです。また、赤潮の襲来や台風の時には、貝を安全な場所に移すなど、海女の活躍がなければ養殖真珠の成功はありえませんでした。
美しいミキモトの真珠がこんな手作業で作られていたことにびっくりです。
勢いよく船から海に出て潜る海女さんの姿は必見です!!
人間と同じくらいの大きさのこんなにかわいいAMA bearも展示されていました。
このかわいい海女さんもぜひ探してみてください♪
鳥羽に海女を見に行ったら是非一緒に訪れたいのが、隣の志摩市にある「志摩マリンランド」。
近鉄賢島駅から徒歩2分、マンボウの飼育に歴史のある水族館です。
こちらの水族館は、カブトガニ、オウムガイなどの生きてる化石の水槽がある古代水族館もあり、他の水族館ではなかなか見られない展示があります。生きている化石オウムガイの繁殖に、日本で初めて成功した水族館でもあります。
そして、こちらでも海女さんの姿を見ることができるのです。
ブリ、サメなどの約2500尾の魚が群泳する大回遊水槽で行われる餌付けです。
ダイバーの服を着た飼育員さんが餌付けしながら泳ぐ姿は水族館でよく見ますが、こちらは海女さんが餌付けをするんです。
たくさんの魚たちと海女さんが一緒に泳ぐ姿は滅多に見られない光景ですよ!!
現在、全国で海女さんの数は約2000人と言われており、高齢化などで人数は最盛期から10分の1に激減しているのです。そんな貴重な存在になりつつある海女さんの姿を見に行ってはいかがでしょうか?
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