海・美術館・市場!南仏「アンティーブ」で全部楽しむときめきの旅を!

海・美術館・市場!南仏「アンティーブ」で全部楽しむときめきの旅を!

更新日:2015/07/27 19:06

南仏「アンティーブ」は、ニースからカンヌに向かう間にある海沿いの個性豊かな小さな街。海を見下ろすように建つピカソ美術館や、ペイネ美術館。南仏の名産品が集まる活気あるプロヴァンス市場。冬でも温暖なコートダジュールならではの青い海。ショッピングも楽しい旧市街と、ときめく観光スポットがいくつもあります。
そんな魅力的な「アンティーブ」の街で、歩いて巡れる観光スポットを4つ厳選してご紹介します。

青い海が眼下に広がる「ピカソ美術館」で、幸せなピカソにときめく

青い海が眼下に広がる「ピカソ美術館」で、幸せなピカソにときめく
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こんな海辺にお城がある!?しかも、あのピカソがアトリエとして利用した城をまるごと美術館にしたなんて!素敵すぎると思いませんか。

アンティーブに訪れる観光客の多くは、写真の「ピカソ美術館」が目的だそう。ピカソが大作を描くために使ったアトリエがあったのが現ピカソ美術館のグリマルディ城です。1966年に世界ではじめてのピカソ美術館として公開され、世界中にあるピカソ美術館の中でも、アトリエがある美術館はここだけで、ゆったりとした静かな時間が流れています。

1945年に、この“城”というまたとないアトリエを手に入れたピカソは、生涯で最も幸せな制作時期をここで過ごしたそうで、大作「生きる喜び」をはじめ、希望に満ちている作品がここで描かれ展示されています。また、あまり日本では見ることのできない、ピカソの陶芸作品も多くコレクション展示され、見応えたっぷり。

ピカソ以外にも、リシエ、ミロなどコートダジュールを愛した芸術家たちの作品も多く展示されています。城壁に囲まれた庭には、彼らが創作した彫刻が壁の上に展示され、素晴らしい芸術作品越しに、青い海と青い空が遠く彼方の地平線まで広がる絶景を、眺めることもできます!

文字の中から見上げる空にときめく!海と空の中を歩くプロムナード

文字の中から見上げる空にときめく!海と空の中を歩くプロムナード
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「ピカソ美術館」から、豪華クルーザーが停泊するヨットハーバーや、白砂と透明度の高い小さなビーチへと続くのが、一般道路より高い位置に設置されたプロムナード。

可愛らしい飛び込み禁止のピクトグラムが設置されるほど、海岸線ぎりぎりに造られた、空と海との間を歩いているかのような絶景が楽しめる散歩道です。遮るものが何もないので、真夏の昼間はかなりの陽射しですが、心地良い海風に歩くだけでも心が弾んできます。

ゆっくり歩いても30分もあれば到着するプロムナードの最終地点には、いくつもの言葉でできた大きな人型のオブジェにたどりつきます。遠くからも見えるこのオブジェ、近くまで来るとその大きさに圧倒されます!正面からはオブジェの中に入ることもでき、文字でできたイスのようなくぼみに座ることもできます。ぜひ、オブジェの中で、言葉と言葉の間から、青い空や海を眺めてみてください。見たこともない言葉が浮かぶ空の景色と出会えますよ。

食からアロマまで!全てが揃うプロヴァンス市場でお土産にときめく

食からアロマまで!全てが揃うプロヴァンス市場でお土産にときめく
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「ピカソ美術館」の海と反対側の市街側には、コートダジュールで最も活気がある「プロヴァンス市場」があり、毎日朝から賑わっています!

屋根もある大きな市場の中には、季節の野菜や果物、ハーブやアロマなどたくさんの地元の専門店が所狭しと並んでいます。日本ではあまり見かけない珍しい、平べったい桃や、美しい黄色の花をつけたズッキーニ、写真のようにトマトだけでも数種類も扱う彩り豊かな店などが端から端まで続いていて、見ているだけも元気がでてくるほど。

お土産用のスパイスやジャム、プロヴァンスのラベンダーなども豊富に揃っていますので、品切れのない午前中に立ち寄ってみるのがお勧めです。もちろん1つからでも喜んで売ってくれますから、果物やトマトを食べながら散策してみてるのもいいですね。

「ペイネ美術館」でペイネが描く優しい時間にときめく

「ペイネ美術館」でペイネが描く優しい時間にときめく
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市街の中心地にある広場に面して建つのが「ペイネ美術館」の小さな建物。あまりに街に溶け込んでいるので見落とさないよう、広場の恋人たちの彫刻を目印に訪れてみてください。

愛らしい恋人たちやメルヘンチックな世界を描いて、日本でも軽井沢に美術館のあるペイネも、アンティーブを愛した芸術家の1人です。約300点も展示されているペイネの作品は、ポスターや絵画、原画、デッサンと圧巻です!

なかでも目をひくのが、皿や小物入れなどに描かれたペイネの作品と繊細な彫刻や工芸品です。可愛らしい妖精のベルや、物語が伝わってくるようなアート作品を眺めていると、じんわり優しい気持ちに。ペイネがどんな気持ちで作品を作ってきたかなど、知らない人にも解りやすく解説してありますし、写真も自由に撮影できますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

アンティーブ観光は歩いて巡ろう

アンティーブのある南仏エリアは、車がなくてもバスや電車で移動しやすい観光地です。ニースからはバスで約1時間。カンヌからは普通列車で約10分、バスで約40分ほどで到着します。

ご紹介した4つの観光スポットは全て歩いても30分圏内で移動できる距離にあり、駅前の観光案内所では、解りやすい地図も無料でもらえます。ご紹介しきれませんでしたが、旧市街にはジェラートやマカロンの美味しい店やレストランもたくさんあります。まだまだ日本では紹介されることの少ないアンティーブですが、初めての南仏巡りの旅にもお勧めな、歩いて散策しやすく見どころの多い街です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/18−2015/06/20 訪問

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