提供元:Shinkurou
地図を見る鳥取城敷地内に建つ「仁風閣」は明治40年、宮内庁匠頭でもある片山東熊博士によって建てられた、美しい外観を持つ建物です。片山博士は「赤坂離宮」「京都国立博物館」など多くの有名建築を手掛けられた、宮廷建築の第一人者として知られています。
仁風閣はフレンチ・ルネッサンス様式を基調とした木造瓦葺の建物で、背面には2階だけでなく1階にもベランダが設けられています。
西日本を代表する明治建築と言えるのではないでしょうか。
写真は建物の裏にある庭園から建物を撮影したものです。
提供元:Shinkurou
地図を見る建物の裏にある庭園は、鳥取藩十二代藩主が、若くして未亡人となった十一代藩主夫人「宝隆院」を慰めるために造ったと言われる池泉回遊式庭園です。
芝生・池のコンストラストが綺麗な庭園で、本当に心が癒される風景です。
映画「るろうに剣心」ではクライマックスシーンが撮影されました。剣心ファン20年の私にとっては、映画のシーンを思い出しながらの楽しい散策となりました。
写真は2階から見下ろした庭園の様子です。
住所:鳥取市東町2丁目121
入館料:150円(高校生までは無料)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)・祝日の翌日・年末年始
開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで)
因幡街道にある「智頭宿」は、江戸時代に鳥取藩初代藩主「池田光仲公」の参勤交代の宿泊地に指定されていました。多くの町屋・御茶屋などが軒を並べ、往時には人馬で賑わう宿場町として栄えました。
「智頭宿」にはその中心的な存在として栄えた「塩屋」(石谷家)の屋敷跡が残っています。
「石谷家住宅」(国指定重要文化財)は敷地3000坪、部屋数40余りそして土蔵7棟を有する大規模な住宅です。この住宅の特徴は、江戸時代からの屋敷を渡り廊下でつなぎ武家屋敷風の構えとなっている事です。
近世から近代への建築技術の推移を見る事ができます。
屋敷内の吹き抜け空間には、太鼓橋を模した渡り廊下で部屋と部屋をつなげてありました。家屋内はまるで、迷路の屋敷に迷い込んだかと思うほどの広さです。
本当に珍しい屋敷だと感じました。
住所:鳥取県八頭郡智頭町智頭396
入館料: 500円
休館日:水曜(水曜日が祝日の場合はその翌日)・年末年始
写真:Ise Shinkurou
地図を見る「杉のまち」として知られるこの地域は杉玉でも有名です。杉玉は造り酒屋が新酒を仕込んだ後に、酒蔵の軒先に吊るされるものですが、今では酒屋だけでなく一般の家屋の軒先にも吊るされ、智頭町のシンボルになっています。
散策途中に杉で作られた面白いフクロウを見つけました。この地域ならではの玄関飾りです。
「因幡街道」の旅はいかがでしたでしょうか?「智頭宿」には「諏訪酒造」「塩屋出店」「諏訪神社」など古い町並みがたくさん残っています。往時を偲びながらゆっくり散策されるのがお勧めです。
良い旅になりますように・・・By Shinkurou
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(2024/3/19更新)
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