イスタンブールのシンボル、世界遺産として有名なアヤ・ソフィア。
公園に面した入口側はたいへんなにぎわいですが、一歩裏手に入ると静かな小径が続いています。
こちらはアヤ・ソフィアに隣接するジェファルファー神学校の近くで出会った子猫。
おみやげ用のスカーフやキリムが並ぶ中、ころんと回転、悩殺ポーズであいさつしてくれました。
歴史公園はブルー・モスクやアヤ・ソフィア、トプカプ宮殿などの見どころが集中する観光の中心地ですが、その南側には伝統的な木造家屋がまだ多く残っています。
下町の雰囲気を味わいながら、 石畳の道を歩いていると、車の下や民家の窓辺、公園のベンチや塀の上、いろんな場所で猫に出会えます。中には売り物のカーペットの上や道に面したショーケースの中でくつろぐ強者も。
写真は金角湾に面したコンスタンティノープル世界総主教座の近くです。この辺りも風情のある街並みが続いています。
観光スポットの写真もいいけれど、何気ない町の風景も撮っておくと、後で見返した時に旅の記憶が生き生きとよみがえって、とても面白く感じます。
イスタンブールに暮らす猫たちは、そんな風景写真の絶妙なアクセントにもなってくれます。
ビザンティン時代の石造品も、歴史的人物のお墓も猫たちにすれば、かっこうのお昼寝場所。
博物館の庭やカフェでもしばしば猫を見かけます。
写真の場所は国立考古学博物館の前庭です。
ビザンティン時代の柱頭や墓石などが屋外展示されている中、その上で一匹の子猫が気持ちよさそうに眠っていました。
すぐそばのカフェのテラス席の椅子に当然のごとく陣取っているコも。
猫好きのお客さんを歓待してくれます。
モスクの中では子育て中のお母さん猫も。
イスタンブールの人たちは追い払うこともなく、彼らをやさしく受け入れています。
オバマ大統領がアヤ・ソフィアを訪れた時にも猫がいて、大統領が頭をなでる映像がニュースで流れました。その猫は「オバマ・キャット」と呼ばれて、世界的に有名になりました。
実はイスラム教の開祖、預言者ムハンマドも大の猫好きだったとか。
こんなお話があります。
ある日、ムハンマドが出かけようとすると、ムエザという猫が彼の表着の上でいました。
彼はムエザをとても可愛がっており、起こすのをかわいそう思いました。そこで、猫が寝ていた袖の部分を切り落とし、袖無しの服を着て出かけたのでした。
こんなこともイスタンブールで猫が大切にされている理由の一つかもしれません。
お散歩は朝がおすすめ。まだ静かな町の中をわがもの顔で気ままに歩く猫たちに出会えます。
歴史的な町並みの中で出会った猫の写真はかわいさ倍増。
きっと、すてきな旅の思い出写真になるでしょう。
猫好きのみなさん、イスタンブールを訪れた時はちょっと早起きして、ぜひカメラ片手にお散歩に出かけてみてくださいね。
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