写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る金沢で最も古い歴史をもつ格式高いひがし茶屋街。
1歩足を踏み入れた途端、花街として華やいでいた江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。
格子戸が連なるひがし茶屋街は今でも一見さんお断りのお店が多いですが、当時のままの様子を内覧することができるお茶屋があります。
ひがし茶屋街ができた同じ年、1820年に建てられた「志摩」です。
芸を見せる場として作られた「志摩」は、赤い壁に赤い絨毯がしかれた広い間が圧巻。
中にある坪庭も灯篭と緑の苔が絶妙なバランス。
文化遺産として重要文化財にも指定されています。
【志摩】
住所:石川県金沢市東山一丁目13-21
電話:076-252-5675
開館時間:9:00-18:00(年中無休)
入場料:400円
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る茶屋の建物を改装し、落ち着いた雰囲気のある和カフェや雑貨店もあるひがし茶屋街。古い建物をうまく使った内装は昔懐かしい感じがし、雅な雰囲気たっぷり。
ひがし茶屋街の通りの真ん中にある「茶房 素心」は手作りスウィーツが自慢のお店で、2階の窓際がベストポジション。昔、小屋の2階に行く為につくられたような古い造りの階段を登り窓際へ。
抹茶カキ氷を食べながら行きかう人をゆっくり眺めるのも贅沢なひととき。
【茶房 素心】
住所:金沢市東山1-24-1
電話:076-252-4426
営業時間:10:00-18:30
定休日:水曜日
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る夜もぜひ行ってほしいひがし茶屋街。
昼間、観光客が行きかっていた通りは、夜になると人通りが少なくなり、オレンジ色の街頭に照らされた茶屋街がいっそうなまめかしい雰囲気を醸し出しています。
お店の中には入れなくても、小さい芸妓さんがお迎えしてくれる粋な演出があるのもうれしい発見。
ただし、夜の路地裏は街頭の灯りと人通りが少ないので、気をつけてくださいね。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るひがし茶屋街から徒歩5分、浅野川沿いにあるのが主計町茶屋街です。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
毎年6月に行われる金沢百万石まつりの前日には茶屋街の前で、加賀友禅の灯篭が流されます。
川沿いには旅館や料亭のほか、シックでオシャレなバーなどがあることから、ひがし茶屋街と違い若者の姿もちらほらとみえます。
人一人がやっと通れるほどの狭い通りにはディスプレイがほどこされ、アートな雰囲気もあります。
橋から見る主計町茶屋街も一興。街頭と建物が浅野川に映され美しい街並みをみせてくれます。
夜には街灯も川に映りこみ、つややかな雰囲気を醸し出しています。
金沢三茶屋街の最後にご紹介するのがにし茶屋街。
規模は小さいながら今でもお茶屋体験が可能です。
にし茶屋街で洋風の2階建ての建物があることに気づきます。ここは西料亭組合事務所です。芸妓さんの稽古場として使われていますが、中は見学できません。
しかし、この稽古の様子を生でみられることができます!
毎年夏限定で開催される「金沢芸妓お稽古風景」です。7、8月の土曜日、各茶屋が持ち回りで披露します。
また、各茶屋街ではお茶屋体験も6月〜3月の間に行われています。
芸妓さんの踊りを目の前でみられるチャンス!こちらもぜひ参加してみてくださいね。
【金沢芸妓お稽古風景】
開催日:7月、8月の土曜日(各お茶屋が持ち回りで担当)
入場料:無料
問い合わせ先:金沢市伝統芸能振興協同組合事務局
電話:076-263-1151
【お茶屋体験】
開催日:6〜3月(各お茶屋が持ち回りで担当)
参加費:3000円
問い合わせ先:金沢市観光協会
電話:076-232-5555
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(2025/2/11更新)
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