まず、人形の家は横浜市中区、ずばり山下公園の前にある通りを隔てた向かいにあります。最寄り駅は、みなとみらい線の元町・中華街駅、バスを利用するのであれば、「横浜人形の家前」という停留所が正面にあるので、アクセスは便利です。車でお越しの場合にも駐車場が用意されているので、観光客が多いシーズンでも容易に来館できます。
このように設備が充実しているミュージアムですが、豆知識として、初代館長は旅行家の兼高かおるさん、2代目の館長は俳優の石坂浩二さんであったことも覚えておくとよいでしょう。
・入館料:¥300
・駐車料金:¥500(最初の1時間、以降30分ごとに¥250)
館内は、常設展示室と企画展示室にわかれています。常設展示室には、世界141カ国の人形を一堂に展示しているだけではなく、20世紀にヨーロッパで手作業で作られたものを輸入したもの、日本各地の郷土にまつわる人形、雛人形など、貴重な人形も数多く見ることができます。とある場所には、かつてNHKのテレビ番組で使われていた人形も展示されていますよ。
人形の家の特徴のひとつは、「赤い靴劇場」という劇場が常設されているところです。昔テレビで見た人形劇「ひょっこりひょうたん島」「新八犬伝」のような芝居が常時行われています。また、時にはピアノコンサートが開催されることもある、人形劇の劇場としてだけでなく、より本格的な劇場になっているのです。
また、プチギャラリーがあり、人形に関わる展示品であれば誰でも利用可能な設備となっています。こちらは1ヶ月単位での貸し出し、展示を考えている方にも朗報、また、来場者にとっては、これから注目しておきたい人形作家のギャラリーに巡り会えるかもしれないコーナーです。
大抵の博物館にはミュージアムショップが併設されていますが、人形の家も同様にミュージアムショップがあります。店内を見渡すと、横浜に縁の深い人形、テディベアやかわいらしい赤い靴グッズ各種が販売されています。横浜のキャラクター「ブルーダル」関連のグッズも豊富に取りそろえ、人形関連以外ではイラストレーター柳原良平さんの絵本も販売されていました。
これらのグッズは、部屋の一角や、机に飾っておくことで、お洒落な印象と癒やしを与えるものですが、ここだけで買うことができる限定品、「元町リカちゃん」を発見しました。興味があればぜひ関内展示を見た後で、ショップにも立ち寄ってください。
人形の家に設けられているカフェコーナーが「エリオット アベニュー」。普通のコーヒーコーナーではありません。材料となるコーヒー豆は、シアトルから空輸したものを使用しています。そして名物はエスプレッソコーヒーとラテアート、エスプレッソはその道の第一人者である波多純子さんと輿石賢吾さんによるもので、エスプレッソが苦手な方にもぜひ飲んでいただきたいものです。エスプレッソにもカフェラテにも美しいラテアートが付けられるので、見た目にも楽しいものとなっています。
横浜人形の家は、博物館としての展示品も一流ですが、その中にも楽しめたり、昔懐かしさを感じさせるところが特色となっています。常設されている劇場で人形劇を観覧できるのも魅力、こちらを目的に訪れるのもありでしょう。山下公園散策の後にでも、寄り道で立ち寄ると、横浜らしい新鮮さを感じさせられます。
カフェラテ:¥850
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