静かなる美しき町!日本遺産 富山・高岡の歴史ストーリーをさくっと探訪

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静かなる美しき町!日本遺産 富山・高岡の歴史ストーリーをさくっと探訪

静かなる美しき町!日本遺産 富山・高岡の歴史ストーリーをさくっと探訪

更新日:2015/08/08 16:46

滝川 リョウのプロフィール写真 滝川 リョウ

都会の喧騒を離れ大人の休日を過ごすのにぴったりの富山県高岡市。歴史“ストーリー”が日本遺産に認定されています。静寂に包まれた「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」。400年つづく「御車山祭(みくるまやままつり)」。古き良き町並み「山町筋(やまちょうすじ)」。かつてこの地を治めた前田利長をしのび、町を巡る美しい山車(だし)に目を見張り、今も人々の暮らしとともにある伝統に触れる――静かで美しい富山・高岡へ。

日本遺産 富山・高岡でまずは訪れたい!国宝「瑞龍寺」

日本遺産 富山・高岡でまずは訪れたい!国宝「瑞龍寺」

写真:滝川 リョウ

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しんと静まる広い敷地に緑の芝生。荘厳な雰囲気の寺院があります。まずは訪れたい国宝「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」。富山でも有数の観光名所です。

境内には徳川家康に翻弄され一生を送った二代目加賀藩主・前田利長が眠っています。家康をまつった日光東照宮は彫刻や色彩で華やかさの限りを尽くした装飾。一方、ここ瑞龍寺(ずいりゅうじ)は構造や木目といった、さりげない美しさ(一見すると、ちょっと地味)で飾られています。前田家の将軍徳川家に対する、決して表ざたにできなかった対抗心の現れともいわれています。

とはいえ、さすが国宝。法堂は総ヒノキ造りだったり、釈迦の目を表すという木目があったり、天井を見上げると木材が美しく組まれていたり――オトナ目線でじっくり味わえば(笑)、随所で、その落ち着きのある素晴らしさを堪能できます。

日本遺産 富山・高岡に鎮座する背の高〜い墓! 「前田利長墓所」

日本遺産 富山・高岡に鎮座する背の高〜い墓! 「前田利長墓所」

写真:滝川 リョウ

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瑞龍寺(ずいりゅうじ)から徒歩10分。老杉の茂るちいさな森のなかに「前田利長墓所」が姿をあらわします。前田利長の三十三回忌に建てられたもので、石塔の高さ11.9m。大名の墓としては日本一の高さです。

前田利長の死後、富山・高岡は城下町としての輝きを失いつつありました。そこへ、三代目藩主・前田利常が登場。先代を信仰の対象として町民の士気を上げようと「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」「前田利長墓所」を建てました。町は団結し徐々に商工業都市へと変貌を遂げます。

2015年4月、そんな歴史ストーリーを文化庁が日本遺産として認定。建物などの文化財を登録する世界遺産とは異なり、日本遺産では文化・伝統を物語る“ストーリー”を認定します。富山・高岡のストーリーの題名は「加賀前田ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡――人、技、心――」。

日本遺産 富山・高岡の人・技・心を垣間見る!「御車山祭」

日本遺産 富山・高岡の人・技・心を垣間見る!「御車山祭」

写真:滝川 リョウ

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富山・高岡の“人・技・心”を垣間見られるのが、御車山祭(みくるまやままつり)。毎年5月1日に開催されます。前田利長が町民に御車山(みくるまやま)と呼ばれる山車(だし)を分け与えたことがはじまりで、現在まで400年以上つづいています。

紋付き袴(はかま)に身を包んだ町の人々が、御車山(みくるまやま)をひいて淡々と街を練り歩きます。どこからともなく聞こえくる上品な笛の音にも風情があり、静かで落ちついた、いわば大人の祭りです。

落ち着いた祭りの雰囲気とは対照的に、引かれている御車山(みくるまやま)は美しく華やか。伝統工芸である彫金・漆工の職人が巧みな技を競うように装飾しています。上記の写真は御車山(みくるまやま)の一部です。車輪などに施された伝統工芸技術が……写っていませんね(すみません!)。2015年4月にオープンした「御車山会館(みくるまやまかいかん)」では、実際につかわれる御車山(みくるまやま)を通年展示していますので、ぜひそちらで実物をご覧になってみてください。

というわけで、熱いマインドを持ちながらも、冷静にふるまう。そんなオトナ気質が、富山・高岡の“心”なのではないかと思えたりする、御車山祭(みくるまやままつり)です。

古き良き町並みをのんびり散策!「山町筋」

古き良き町並みをのんびり散策!「山町筋」

写真:滝川 リョウ

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真っすぐに伸びる道路。前田家の城下町として栄えた時代、碁盤の目状に区画整理された名残です。「山町筋(やまちょうすじ)」と呼ばれる道には、土蔵造りの建物が並んでいます。綿市場の拠点として富山・高岡の経済発展に大きく貢献。現在、電柱は地下に埋められ、昔ながらの古き良き町並みを眺めながら散策できます。この道を一言で表すとしたら「渋いなぁ」という感じです。

余談ですが、富山・高岡はドラえもんの作者藤子・F・不二雄の故郷でもあります!

余談ですが、富山・高岡はドラえもんの作者藤子・F・不二雄の故郷でもあります!

写真:滝川 リョウ

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JR高岡駅前に、ひときわ目を引く銅像が!ドラえもんとその仲間たちです。

富山・高岡は、マンガ「ドラえもん」の作者、藤子・F・不二雄の故郷でもあります。と同時に古くから銅の町として有名です。前田利長が鋳物師を招き、銅器の製造を行わせたことに由来します。

ドラえもんと銅。まさにこの町ならではのコラボですね!

まとめ

今回ご紹介した観光スポットは、北陸新幹線停車駅・新高岡駅周辺に点在しているので、遠方から新幹線で訪れた方も徒歩で巡ることができるのでおススメです。ぜひ、日本遺産 富山・高岡をおとずれて、静かなる美しさを堪能してみてくださいね!その際、オトナ目線をお忘れなく。ぱっと見、地味ですから(笑)。

掲載内容は執筆時点のものです。

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