写真:いなもと かおり
地図を見る東京スクエアガーデン地下階の一角には、2013年にオープンした獺祭のアンテナショップがあります。カウンターとテーブル合わせ席数は16。バータイムの店内はいつも満席となります。予約受付をしていないため、なるべく早い時間の入店をオススメします。
こちらのお店は獺祭を専門に取り扱ったBar。お酒だけではなく、各種獺祭によく合う料理も用意されています。メニューは驚くほど豪勢!
例えば、おつまみは
◆キャビアシェルスプーンセットが2,500円
◆キャビア5gに獺祭磨き二割三分が2杯ついてお値段10,000円
と、自分へのご褒美にもってこいの豪華さです。まるで、大人の世界に仲間入りした気分になります。
写真:いなもと かおり
地図を見る獺祭の飲み比べをするならば、五種おためし3,100円のセットがオススメです。
筆者が訪れた日は、
◆本日の発泡酒(Otter Fest Sake)
◆本日のお試し一杯(寒造早槽)
◆磨き 三割九分
◆磨き 二割三分
◆磨き その先へ
の5種類でした、グラス6,250円の「磨き その先へ」も含まれており、多種類の獺祭を3,100円で試飲できるため、とてもお得だと思います。
まずは試しに発泡酒。48、三割九分、二割三分、その先へと、数字の低い方へ順番の通りに試飲していきます。次第に舌触りがまろやかになっていくのがわかります。中でも「磨き その先へ」は水のようにすっと体に入っていき、染み込んでいきます。「うまい!」何度もその言葉を発してしまいます。
獺祭の飲み比べなんて贅沢ができるのもBarならではの楽しみ方です。
写真:いなもと かおり
地図を見るそもそも○割○分とはなんでしょうか?
精米後の白米の、元の玄米に対する重量の割合を「精米歩合」といいます。例えば、精米歩合60パーセントのケースでは、米の表面を40パーセント削り取ります。残った六割の部分で造られた日本酒というわけです。米の周りを削り中心に近づくほど、雑味がなくすっきりとした味わいになり香りも高くなるそうです。そのため、精米歩合の数字が低いほど、米がよく磨かれているということになります。
一般的な普通酒の精米歩合は73〜75パーセント。
一番うまい!と感じた「磨き その先に」は23パーセントを下回る数値の米で造られた日本酒。驚きの数字だということがわかります。もちろん、他にも様々な製造過程があり、日本酒の美味しさは精米歩合の数値だけでは語ることはできませんが、日本酒を知るひとつの目安となります。
獺祭ソムリエの方に説明してもらいながらお酒を嗜む。それもまた獺祭Bar 23の魅力。ファンにとっては、これ以上の幸せはありません。
写真:いなもと かおり
地図を見る「獺祭 温めの酒50」お値段は1,500円。一般的に冷酒で飲む獺祭を、ぬる燗用に造られたそうです。アルコール度数は14〜15とやや低め、人の体温よりやや高い40度で飲むとちょうど良いそうです。
ぬる燗も実に美味。体がポカポカしていきます。複数人でシェアでき、共有できる点も嬉しいですね。ちなみに、ぬる燗は寒い季節になったら楽しむことができます。
写真:いなもと かおり
地図を見る獺祭Bar 23には、獺祭ストアがある点も魅力的です。お手頃な値段のものから高価なものまで多種の獺祭が取り揃えられております。「Barで楽しんでからお土産に買って帰ろう!」と考えていては、後悔することになります。お会計をする頃には好みの獺祭が売り切れているなんてこともしばしば。Barには入らず、ストアで購入して帰るお客さんもいらっしゃいます。
気になる種類の獺祭があったならば早めに購入するのがポイントです。
多種豊富な獺祭を端から端まで嗜めば、大人の階段を登った自分に酔いしれてしまうような贅沢な気分を過ごすことができます。ですが、豪勢な時を得られるだけではありません。獺祭を人気のあるお酒として認識するだけではなく、種類を知り、味を知り、もっと身近なお酒として好きになれる場所が「獺祭Bar 23」です。日本酒を楽しむ場所へ、あなたも出かけてみませんか?
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(2025/1/20更新)
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