紫陽花も真っ青!鎌倉「明月院」で謎の宇宙人れんほーに遭遇

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紫陽花も真っ青!鎌倉「明月院」で謎の宇宙人れんほーに遭遇

紫陽花も真っ青!鎌倉「明月院」で謎の宇宙人れんほーに遭遇

更新日:2017/05/09 14:37

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

紫陽花で知られた鎌倉の明月院に、突如現れた謎の宇宙人「れんほー」。地球にも良く似た名前の政治家がいるような気がしますが、一体何故、美しい明月院にそんな宇宙人が現れたのでしょうか。名月院には月とウサギの美しくも儚い伝説があったのです。
紫陽花観賞も良いですが、明月院をステージとした壮大な宇宙のファンタジーも、是非ご鑑賞ください。

月とウサギの美しくも悲しい伝説

月とウサギの美しくも悲しい伝説

写真:Naoyuki 金井

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「明月院」は、鎌倉時代に幕府第5代執権である北条時頼の建立した最明寺(後に禅興寺)の塔頭となり、明治時代に禅興寺が廃絶されたことから明月院だけが残されました。現在は、あじさい寺として有名ですが、紫陽花を植えたのは新しく、第二次大戦後に参道を整備するため、杭の代わりに手入れが楽だからと植えられました。

月とウサギの美しくも悲しい伝説

写真:Naoyuki 金井

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“月にウサギさんが住んでいる”といわれるのは、月の形状による陰影がウサギに見えたからですが、それはある伝説が元になっています。
その伝説とは、猿、狐、兎が山中で倒れている老人を助けようとし、猿は木の実を採り、狐は魚を獲って食料として老人に与えました。しかし、兎だけは何も取れないので、兎は火を焚いてもらい自ら火中に飛び込み、自分の身を食料として捧げたのです。
帝釈天の正体を隠していた老人は、この慈悲行を後世に伝えるためウサギを月に昇天させたのです。

月とウサギの美しくも悲しい伝説

写真:Naoyuki 金井

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この伝説は、仏教経典において“ジャータカ”と呼ばれる前世の因縁物語の一つとなり、その仏教の広まりにより、日本では“今昔物語集”の「月の兎」として取り上げられました。そして月に見えるウサギの周囲の煙状の影は、自らを焼いた煙だと伝えられ、いつしか月にはウサギさんが住んでいることになったのです。

月の広場って、そうゆう事なんだ

月の広場って、そうゆう事なんだ

写真:Naoyuki 金井

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この明月院には、明月院建立に所縁が深い北条時頼の公墓所があります。この地にあった最明寺で時頼は出家し、出家からちょうど7年後の1263年、最明寺で37才の若さで亡くなりました。

月の広場って、そうゆう事なんだ

写真:Naoyuki 金井

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そして公募所と一緒に時頼の廟所もあります。その廟所の手前の一画が庭園として整備されており、四季の花々が見られる「月の広場」になっています。

月の広場って、そうゆう事なんだ

写真:Naoyuki 金井

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この月の広場には青と赤の小屋に入ったオスとメスのウサギがいます。なかなかファンタジーな世界を演出していると思いきや、な、何とこの小屋は男女のトイレを意味していて、左手には本当のトイレがあるというオチがついています。他にもウサギがいますので探してみてくださいね。

満月の夜に発射!

満月の夜に発射!

写真:Naoyuki 金井

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明月院で驚きなのが、境内の一画にある「ウサギ小屋」。勿論、本物のウサギが飼われているのですが、ここではここを「ウサギの宇宙ステーション」と呼んでいます。
三羽のウサギは、キャプテン(船長)のネロ、パイロットのミカ、そして隊員のモモです。札の無い不在の部屋のウサギは、他の星に行っている、という細かい設定がなされています。

満月の夜に発射!

写真:Naoyuki 金井

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満月の夜になるとロケットが発射されます。ロケットに乗ったウサギはどうやら秘密基地に行っているそうで、朝9時になるとこのステーションに戻ってくるという、何処までも洒落が効いています。

満月の夜に発射!

写真:Naoyuki 金井

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パンチが効いていると云えば、この中にいる宇宙人でしょう。な、なんと「れんほー」という宇宙人です!まあ、気が強そうな宇宙人ですが、捕獲されたのでしょうか、それとも友人として連れて来られたのでしょうか。いづれにしても、ここまで遣り尽くせば天晴な宇宙ステーションです。

伝説から悟りとご利益をいただきましょう

伝説から悟りとご利益をいただきましょう

写真:Naoyuki 金井

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ウサギと宇宙ステーションがあれば、あと必要なのは月です。文字通り映画「月はどっちに出ている」宛ら探してみれば、灯台もと暗しで本堂に。
一般的に「悟りの窓」と呼ばれいる明月院のシンボルは、“禅と円通”の心を表し、大宇宙を象徴的に表現したものと云われています。
確かに大宇宙ではありますが、明月院のパンフレットでは、悟りの窓の前で兎が跳ねている写真を掲載しており、あくまでも月を意味しているのです。

伝説から悟りとご利益をいただきましょう

写真:Naoyuki 金井

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こうしてウサギ−宇宙ステーション−月が繋がったら、帝釈天の老人の様にご利益を頂きましょう。
一つは、そのまま「ウサギのお守り」。“ウサギはとんではねはね、つきをよぶ”ということで開運のお守りです。

伝説から悟りとご利益をいただきましょう

写真:Naoyuki 金井

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もう一つは「宇宙まもり」です。月とウサギのパワーなのでしょうか、“あなたの体も小宇宙”とあるように健康によいお守りです。
微妙にウサギの大きさが違うので、じっくり吟味して気に入ったウサギさんを見つけてください。

悟りが開けたらウサギさんに癒されよう

悟りが開けたらウサギさんに癒されよう

写真:Naoyuki 金井

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最後は境内にある「月笑軒」でお茶でも飲みませんか。和風の趣ある佇まいは、まさに月とウサギの十五夜の世界観をかもし出しているかのようです。

悟りが開けたらウサギさんに癒されよう

写真:Naoyuki 金井

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メニューにも沢山のウサギが飛び回っています。そのメニューは月ごとに変わるので楽しみもその分増えそうですね。

悟りが開けたらウサギさんに癒されよう

写真:Naoyuki 金井

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店内にもウサギは沢山います。月とウサギの伝説を思い出しながら、ウサギさんに癒されてください。

紫陽花と同じジャン!気まぐれで始まった「明月院」の伝説

「月とウサギ」の伝説や悟りについて、「明月院という名称から、月にはウサギでしょう、という単純な発想で、先代の住職がウサギを飼い始めたのが始まりです」と明月院のスタッフ。
な、な、成る程伝説があったから始めたという理由でもなく、小難しい悟りも特になかったようです。
紫陽花と同じで、そこにあったからと云うちょっとガッカリしたような、大いに安心したような、正に「月が笑う」明月院です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/05 訪問

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